20090105 日本経済新聞 朝刊

 ゆうちょ銀行と全国のほとんどの金融機関の口座間で、五日から振り込みができるようになる。ゆうちょ銀行が民営化に伴い、民間金融機関の決済網である全国銀行データ通信システム(全銀ネット)への接続を認められたためだ。両者は激しい個人マネーの獲得競争を繰り広げてきたが、顧客利便の向上を目的に手を結ぶ格好だ。
 ゆうちょ銀との振り込みが可能になるのは、全銀ネットに接続する全国の銀行や信用金庫など、約千五百の金融機関。ゆうちょ銀では二〇〇九年は多い日で三十万件、サービスが浸透する二年後には同九十万件程度の利用があるとみている。
 ただ、全国の金融機関からゆうちょ銀に振り込む際に専用の口座番号が必要になるなど、仕組みが複雑なだけに混乱も予想される。ゆうちょ銀では一千人を超える社員を直営店や大規模な郵便局に配置し、利用者への説明などに努める。


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