20081223 日本経済新聞 地方経済面

 道内の百貨店や専門店で歳末商戦がピークを迎えた。アクセサリーや高級バッグなどプレゼント需要は低迷し、主力の衣料品や雑貨も伸び悩む。一方、クリスマスケーキやおせちの予約は好調で、道内でも年末年始は外出を控えた「巣ごもり消費」が顕著になりそうだ。
 百貨店の多くは高額ブランドや宝飾品が大幅マイナス。「ユーロ安で値下げしたブランドも売れ行きは戻っていない」(丸井今井札幌本店)。手袋や財布などは健闘し、プレゼントが“小粒”になっている。
 子ども用のおもちゃも、イオン北海道は「ゲームソフトのヒットが乏しかった」(経営企画室)ことで前年割れしたもよう。歳暮商戦でも贈り先を絞り込む動きがあり、ギフト需要は総じて低調だ。
 一方、三越札幌店や丸井今井ではクリスマスケーキの予約が二ケタ増に。「外食を控えて自宅でパーティーを開く人が増えたようだ」(三越)という。ケーキは三千―四千円が売れ筋で、チキンなどクリスマス用の総菜販売にも期待が高まる。三越ではおせちの予約も大幅に伸びた。
 道内では灯油が前年より安くなったものの、家計の防衛意識は強まるばかり。消費者は限られた資金の使い道を厳しく選択しているようだ。


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