20081222 日本経済新聞 朝刊

 十二月四日にアイエヌジー生命保険が千葉市内で開いたセミナー。千葉銀行を通じて同社の変額年金を購入した約六十人の契約者が集まった。説明に立ったアイエヌジー生命の藤田通紀・金融法人営業企画推進部長は「ほとんどの人が保険会社が発送する運用報告書に目を通していない」と契約者に注意を呼びかけた。
 アイエヌジー生命は三カ月に一度、保険料の運用実績を示しているが、無関心な人が多いという。
 変額年金は契約時と運用期間中にコストがかかり、その分が運用のマイナスとなる。さらに最低保証の仕組みをとるため、保険料を下回らないように保守的な運用手法を採っている場合が多い。
 加入後は生保各社がウェブサイト上で開示している「ユニットプライス」で運用実績を確認できる。ユニットプライスは変額年金の時価を表し、投信の基準価格に相当。一部の変額年金は「一〇%値上がりしたら最低保証も一〇%上乗せする」などの条件を設けているが、実際に値上がりしているか事前にチェックした方がいいだろう。
 変額年金に限らないが、時価を確認する習慣は投資の基本。最低保証の仕組みがあっても、藤田氏は「三カ月に一回くらいは運用実績をチェックした方がいい」と指摘する。


-----------------------------------------------