20081222 日本経済新聞 朝刊
ファイナンシャルプランナーの稲毛由佳氏 株安で最低保証にかかるコストが収益を圧迫するなど、変額年金は保険会社にとっても辛い商品だ。変額年金が出始めた当初は最低保証の仕組みはなかったが、元本を守りたいという日本人のニーズが生み出した。最低保証は高いコストが運用のマイナスになるだけではない。運用利回りを保証しようとするあまり、値上がり益をとれない保守的な運用スタイルになりがちだ。全体的にメリットを感じにくいが、現金が余っていて死亡保険が足りない人や、相続税対策を考えている人には有効かもしれない。
ファイナンシャルプランナーの内藤真弓氏 変額年金は銀行の定期預金が満期を迎えたときに勧められるケースが多い。変額年金のように運用の期間とスタイルが限定されている商品を資産運用の手段としてしまうのには危険がある。最低保証が魅力といっても、保証には国債への投資などほかの手段もある。最低保証にいろいろな条件をつけているケースもあり、全体的に分かりにくい商品が多い。高齢で現金を保険金にしたい人にだけ意味がある。値上がり分に課税されないといっても、そもそも値上がり益がとれるか疑問だ。
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