20081220 日経プラスワン
物価上昇、景気悪化、株安、収入減――。家計が厳しさを増した二〇〇八年。日経生活モニターに登録する読者を対象に、生活防衛術のランキング調査と並行して「一年間の買い物」を振り返ってもらったところ、必要な物を吟味して買い、家電などを買い控える姿が浮かび上がった。(1面参照)
モニター調査では「一年間の買い物」の満足度を自己採点してもらった。六十点を合格ラインとして、結果は平均で七十六点。まずまずの数字だが、よく見ると、厳しい経済情勢を背景に買い物に慎重になっていたことが分かる。
予定していた買い物を実際にしたかどうか聞いたところ、過半数(五三%)が延期・中止したと回答し、買い控えの傾向が目立った。最も多かった理由は「お金がもったいない」(二七%)。「買うと家計が厳しくなりそうで不安」(二三%)、「金融資産の目減り」(一五%)と続き、景気の急速な悪化とそれに伴う将来不安が買い物の意欲をそいだ格好だ(グラフA)。
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長野県の専業主婦、森芳恵さん(仮名、49)は「手持ちの株が値下がりし、エステの利用券を買い足す気になれない」と言い、買い物の時は「同じ品質で安い物はないか、どうしても欲しい物か慎重に考える」と話す。当初五万円の予算を組んでいたダウンコートは、探しに探して半額の物を百貨店のバーゲンで購入。予算三万円のバッグは見送った。
買い控えの品目で最も多かったのは「家電」(五三%)(グラフB)。中でも北京五輪での需要増期待にもかかわらず、テレビを買い控える人が目立った。埼玉県の専業主婦(48)は、約三十万円の地上デジタル放送対応の薄型テレビの購入をやめた。「今のテレビが修理でき、無理に買う必要を感じない」という。パソコンの購入も「待てば、値下がりが見込める」(京都府の男性、56)などの理由から、慎重な人が多かった。
半面、満足した買い物で最も多かったのも「家電」。大阪府の女性会社員(40)は「共働きで手が回らず、掃除ロボットを購入。掃除のストレスから解放された」、東京都のパート・アルバイトの女性(31)は「空気清浄機を買って、ハウスダストが原因のくしゃみやぜんそくが出なくなった」という。具体的な便利さにつながる物の満足度が高いようだ。
後悔した買い物は「衣類」(三五%)がトップ。「よく考えたら無駄だった」(三二%)との理由が多く、衝動買いが失敗の元になった。神奈川県の男性(76)は「通常六万円の背広が二万五千円に値下げされ、つい買ってしまったが、リタイアしていて全く着なかった」と悔やみ、茨城県のパートで働く主婦の石崎綾子さん(27)は「買ってもあまり着ない服が何枚もある。ゆっくり商品を選べる通販の方が、つい買ってしまうお店より賢く買い物できそうと思うようになった」。
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こうした失敗をどう生かすか。体験をもとに読者の〇九年の買い物への「心得と決意」をまとめたのが表I。埼玉県の専業主婦(49)は「衝動買いした物は結局、不用。必要な物は時間をかけて選び、高くても納得できるものを買う」、茨城県の専業主婦(50)は「必要になってから買いに行く。余計な物は買わないようメモを作る。迷ったら、買わないか一晩考える」と言い聞かせる。
節約アドバイザーの和田由貴さんは「ネットの価格比較サイトなどで徹底的に調べ、買う前に時間を置くのが良い」と助言する。「あったら便利なものはなくてもいいもの」と指摘し、とことん調べるうちに欲しくなくなることもあるという。同じく節約アドバイザーの丸山晴美さんは「買い物は予算を守るのが基本。禁欲的になり過ぎず、無駄を省くことを目指すべきだ」と強調する。例えば、外食する代わりに同じ金額で上等な肉を買えば、結構豪華な食事を楽しめる。「使えるお金で最大限満足する工夫」を提案する。(大賀智子)
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