20081220 日経プラスワン
日常の生活防衛術の一位は「クレジットカード払いを増やし、ポイントを活用」だった。利用金額に応じてポイントがたまり、商品券などに交換できるため「いくら得をしたのか、具体額がわかる」(五十代男性)ことが大きな利点だ。
「コンビニエンスストアの買い物や公共料金をカード払いにしたら、それまでたまらなかったポイントが半年で一万円分になった」(三十代男性)。節約系の防衛術と違い、購入商品を減らさず、実質的な出費を抑えることができる点も受けているようだ。
ただ、ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんは、ポイントを上手にためるには「生活行動のパターンをまず洗い出して、それに合うカードを選ぶことが大切」と話す。
車によく乗る人ならガソリンスタンドの提携カード、電車の利用が多い人は鉄道会社のカードといった具合だ。年会費の有無や還元率の高さも選択のポイントだが「使う頻度が低ければそのメリットを十分に受けられないこともある」(八ツ井さん)。ポイント交換の有効期限なども含め、損得の見極めが大切だ。
二位は「電源をこまめに切り、電気代を節約」。五位の「風呂の残り湯を洗濯や植物の水やりに使う」、八位の「室内でも厚着をして暖房費を抑える」と合わせ、水道光熱費の節約を挙げる人が多かった。
節電の目安になりそうなのは財団法人省エネルギーセンターの「家庭の省エネ大事典 2008年版」。例えばエアコンの暖房を一日一時間減らす(設定温度は二〇度)と年間約九百円の節約効果がある。カーディガンを着ると体感温度が二・二度、ひざかけなら二・五度、靴下をはくと〇・六度上昇するといい、その分、暖房の設定温度を低くすると節電になる。
風呂水の節約効果は意外と大きく、東京都水道局によると、毎日九十リットルの残り湯を再利用すると月約六百五十円が節約できる。一年間で約七千八百円になり「毎日のことなので続けやすく、積み重ねの効果が出やすい」(三十代女性)。
三位は「図書館を使い、書籍代を抑える」。節約志向に加え「ネット予約ができるようになり、借りやすくなった」(四十代女性)といった図書館の利便性の向上も背景にあるようだ。
四位「外食を控え、自炊の割合を増やす」、七位「水筒を持ち歩き、飲料代を節約」、十四位「ビールを控え、発泡酒や第三のビールを飲む」など飲食費の見直しも多い。
「外食中心だった以前の食費は月十五万円。すべて自炊にしたら十万円も減った」(三十代女性)など効果も大きい。手軽なペットボトル入りや缶入りの飲料も、毎日となればそれなりの金額になる。一本百五十円の飲料を仕事がある月二十日飲めば三千円。年間なら三万六千円だ。「家でいれたコーヒーを水筒に入れていくので、節約とおいしさの一石二鳥」(四十代男性)という人もいた。
ガソリン価格高騰を受け九位「エコドライブを心がける」、十二位「車の利用を控え、できるだけ歩く」など、カーライフの見直しも広がった。エコドライブを実践した人の中には「一リットルあたりの走行距離が約九キロから約十一キロにまで延びた」(四十代男性)と、効果を実測した人もいた。
十五位の「ETC割引」は年末年始の帰省で利用する人も多そうだ。東日本、中日本、西日本の各高速道路会社が管理する高速道路の深夜割引率は現在、平日は午後十時から午前零時までが三〇%、午前零時から四時までが五〇%。休日も午前零時から四時までは五〇%引き。年末年始の「平日」「休日」の区別はカレンダー通りで、十二月二十九日(月)―三十一日(水)と一月二日(金)は平日扱いとなる。
調査では一年間の家計のやりくりがその前の一年と比べてどう変わったかも尋ねた。「とても難しくなった」と「やや難しくなった」の合計は六三・八%と半数を大きく上回った。理由として「物価高」などと並び「投資環境の悪化による資産の減少、目減り」を挙げる人も多かった。
節電はどのくらい効果があるのか。家庭で手軽に計測できるグッズも市販されている。関西電力グループのエネゲート(大阪市)が販売する「エコワット」=写真=もそのひとつ。家庭用コンセントに差し込み、測定したい電化製品のプラグを接続して使う。
使用電力量と電気料金、CO2排出量を表示する。「エアコンの暖房なら、設定温度を変えて計測すると、どれだけ電気料金の節約になるか目安がわかる」(同社)。
節約グッズを販売する東急ハンズ(東京都渋谷区)では「節電では電球型蛍光灯、水道関連では節水シャワーヘッドが売れている」という。
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