20081216 日本経済新聞 地方経済面

 名古屋市は十五日、来年度から三年間の介護保険料の基準額を今の月額四千三百九十八円から引き下げ、四千百―四千三百円程度にするとの方針を明らかにした。高齢化の進展や介護報酬の引き上げで給付は増えるが、二〇〇六―〇八年度の三年間の余剰金六十億円程度を充てることで保険料の引き下げは可能と判断した。同市の保険料引き下げは初めて。
 介護保険制度は〇〇年度から始まり、三年ごとに保険料を改定する。前回の改正の際は、六十五歳以上が支払う保険料の平均である基準額を約四割引き上げた。ただ同時に導入した、運動で高齢者が介護状態になることを防ぐ介護予防制度の利用などが予想より少なかったことから多額の余剰金が発生していた。
 政令市では京都、神戸などが既に保険料の引き下げを決めている。


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