20081213 日経プラスワン

 米国発の世界的な金融危機は個人投資家も直撃した。全国の成人既婚男女に「株式や投資信託、外貨預金などの金融商品の含み損の額」を聞いたところ、投資している人は全体の約四割で、含み損が「百万円以上」に上っている人が合計で一五%を占めた。「含み益が出ている」という人はわずか二%だった。
 含み損が一千万円以上の人は全体の二%で、最も大きかったのは東京都の自営業の男性(34)の三千五百万円。外国株に投資していた東京都の女性(56)から「株価の値下がりと円高のダブルパンチで損失を被った」などの嘆きの声が上がる一方で「気長に焦らず(損を)抱えたままにするつもり」(東京都の女性、40)という“あきらめ”の声も漏れた。
 ただ、中には「インド、ブラジルなどの株に投資した父が株価暴落で胃潰瘍(かいよう)になった」(広島県の女性、42)、「保有株が十日連続でストップ安となり、寝込んでしまった」(福井県の男性、34)などと、深刻な回答も目立つ。「これまで自分が株を買った企業は倒産することが多く、また倒産しないか不安」(神奈川県の男性、47)と、疑心暗鬼になっている人もいる。


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