20081208 日本経済新聞 朝刊

 金の地金は、国内では地金商や商品先物会社、百貨店などを通じて購入できる。地金とは金属を保管しやすい形に固めたもので、延べ棒とも呼ばれる。販売元や重さ、製造番号などの刻印がある。品質保証の意味合いもあり、刻印があれば世界各地の金市場において売買ができる。
 世界では純度が九九・九九%以上(フォーナイン・プラス)の金地金が取引の主流で、東京工業品取引所の金先物の標準品も同じ純度を対象とする。
 金地金投資の利点は「金は誰の債務でもない」という古くからの格言に代表される。金は通貨や株、債券などと違い、国家や企業などの信用に基づいて発行されたものではなく、債務不履行となる心配がない。
 今年は金融危機で基軸通貨ドルのほか、ユーロなど主要通貨への不信感が高まり、金地金やコインなどの投資需要が世界各地で拡大した。


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