20081206 日本経済新聞 朝刊

 麻生太郎首相は五日の衆院予算委員会で、二〇〇九年度に予定している基礎年金の国庫負担割合引き上げについて「(来年)四月実施の方向でやりたい」と語った。来年四月からの引き上げも視野に入れ、来年度予算を編成する意向を表明したとみられる。民主党の菅直人氏への答弁。
 首相は四日、従来方針の来年四月にこだわらず、来年度中に対応すればいいとの認識を記者団に示していた。五日の発言で再度、軌道修正した。首相自身は「来年四月にやらないと言ったことは一度もない」と主張したが、首相周辺は「四日の発言は言い誤りだった」と説明した。
 引き上げ財源は「年末までに来年度予算編成や税制改正などを考えて結論を出す」と説明。景気対策として浮上している「特別枠」の予算構想に関しては「状況に応じ有効かつ弾力的に対応したい」と述べるにとどめた。
 五日夜には再び、基礎年金の国庫負担割合の引き上げ時期を問われ「(来年)四月からが基本です。ずっと同じことしか言ってないんだけど。あまりごちゃごちゃさせないで」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。


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