20081205 日本経済新聞 朝刊

 日本興亜損害保険は、スイスの保険大手で日本でも電話やインターネットで損害保険を販売するチューリッヒ保険と業務提携に向けた検討に入った。両社が持つノウハウを出し合い、業務の効率化を目指す。
 提携内容は今後詰めるが、日本興亜傘下の直販損保、そんぽ24損害保険との協業などが検討課題になるとみられる。
 そんぽ24は二〇〇四年、日本興亜が明治安田生命保険の損保子会社の株式を譲り受ける形で発足した。主に自動車保険の通販を手掛けるが、思うように契約が伸びず、赤字経営が続いている。〇八年九月中間期は十三億円の最終赤字。通期でも三十億円の赤字を見込んでいる。日本興亜が十一月に発表した中期経営計画では、一〇年度の単年度黒字化を目標に掲げており、抜本的なテコ入れが急務となっている。
 日本興亜の筆頭株主の米投資ファンド、サウスイースタン・アセット・マネジメントは日本興亜の経営改善策として、同業他社との合併や提携を提案。今回の提携交渉はこれに応える意味合いもありそうだ。チューリッヒ保険はスイスに本拠を置くチューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズのグループ会社。〇八年三月期の日本での保険料収入は前期比三%増の三百九十九億円。



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