20081205 日本経済新聞 夕刊

 消費低迷を受け、サービス業にも値下げの動きが広がっている。クリーニングや旅行会社などが相次ぎ料金を下げ、大手美容室も低額店を出す。食品や日用品などモノの値下げや人件費抑制などに伴う節約志向の広がりが影響してきた格好。各社は値ごろ感を強調し消費意欲を刺激する。
 クリーニングの白洋舎は三十一日まで、約八百店でコートやジャケットなどのクリーニング代を通常より一〇%安くする。JTBはネット通販向け旅行商品「旅物語」を値下げした。来年一―二月に出発する欧州行きツアー全二十四コースだと一律一万円安くした。
 遊技場運営のラウンドワンは、ボウリングやビリヤードなどが一時間楽しめるパック料金を一日から導入した。小中高校生は七百五十円、六人以上の団体客なら一人千二百円。二回以上遊ぶと、ほぼ元が取れる。
 美容室のアトリエ・エム・エイチ(東京・渋谷)は十日、東京・銀座にブローやスタイリングなどに特化した新型店を開く。一回当たり利用額は四千円と、従来店の三分の一を想定。二〇一一年末までに十五店出す。
 総務省の家計調査(二人以上の世帯)では、十月のサービス支出は物価変動を除く実質ベースで前年同月比三・六%減。前年割れは今年六回目で、〇七年がすべての月で増加したのと対照的。



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