20081203 日本経済新聞 朝刊

 米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が一括売却を目指すAIGエジソン生命保険とAIGスター生命保険について、米生保大手プルデンシャル傘下のジブラルタ生命保険が買収に名乗りを上げたことが二日、わかった。AIGは近く入札を締め切り、年内にも売却先を決める方針だ。
 AIGは二社の売却を決める入札を十一月中旬に始めたが、二日時点で応札したのはジブラルタ一社とみられる。今後、ジブラルタは二社の資産内容などを精査した上で買収金額などを詰める。金額は数千億円規模にのぼるもようだ。
 ジブラルタの前身は二〇〇〇年に破綻した協栄生命保険。教職員向けの保険販売に強みを持つ。〇七年度の保有契約高は二十兆円で国内十二位。親会社のプルデンシャルは十月に更生特例法の適用を申請した大和(やまと)生命保険の買収にも手を挙げており、グループで国内の営業基盤を拡大する狙いとみられる。
 経営危機に陥ったAIGは九月、米連邦準備理事会(FRB)から八兆円を超える融資枠をもうける公的支援を受けた。経営再建に向け事業売却を進めており、アリコジャパンを加えた日本の生保三社の売却先を探していた。


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