20081202 日本経済新聞 朝刊

 運用次第で年金の受取額が変わる変額年金保険の販売に急ブレーキがかかってきた。生命保険協会が一日発表した生保四十四社合計の事業概況によると、二〇〇八年四―九月の変額年金の販売額は前年同期比一三%減の一兆八千五百億円。全体の保険料収入も三年連続で前年実績を下回った。
 変額年金は払い込んだ保険料分を年金原資として保証する商品が一般的だが、株安により一部の商品で元本保証が外れるなど、運用悪化が目立っていた。変額年金の販売額が上半期ベースで前年実績を下回るのは統計のある〇三年以来、初めて。
 一方、契約時に受取額が決まる定額年金の販売額は一三%増の二兆三千七百億円だった。
 全体の保険料収入は一%減の十三兆六千三百億円。少子高齢化の影響で主力の死亡保険の契約獲得が不調だった。


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