20081107 日本経済新聞 朝刊
やっぱり手軽にやせたい
腹回りは気になるけれど、お金や時間をかけずにへこませたい――。メタボリック(内臓脂肪)症候群の改善を促す特定健診・保健指導が始まって半年余り。メタボ対策プログラムをそろえたフィットネスクラブは振るわず、手軽に健康管理ができる体組成計や一部の特定保健用食品(特保)に人気が集まっている。「メタボ商戦」は明暗が分かれた格好だ。
指導員が食生活改善や運動を指導するプログラムを組んだフィットネスクラブは総崩れだ。「消費低迷で万円単位のフィットネスが割高に映っている」(大手のセントラルスポーツ)ためだ。
東急スポーツオアシス(東京・世田谷)の「メタボナビ」(七週間で五万二千五百円、十三週間で八万四千円)の利用者は現在、三十人程度と「計画の半数に届かない」。日本体育施設運営(同・千代田)の「スポーツクラブNAS大崎」(同・品川)は医療機関と提携したプログラムを二万千円で提供するが、利用者はまだ五人程度だ。
期待された企業の健康保険組合などの動きが鈍い。健保が会費を一部負担してメタボ該当者に利用を促すとみられたが「健保財政に余裕がないほか、制度変更も見据えた様子見が多い」(ティップネス)。男性会社員(34)は「腹回りは気になるが、フィットネスは高くて手が出ない」。
消費者は手軽な対策に向かう。ヨドバシカメラでは体脂肪率や筋肉量が計れる体組成計の販売数量が四―九月に前年同期比約二割増。「一万円以下の商品が売れ筋」。ヨドバシの新宿西口本店を訪れた会社員の石上但志さん(41)は「(メタボ対策に)お金も時間もかけたくない。なるべく歩くようにするくらい」と四千九百八十円の体組成計を買った。
マツモトキヨシでは四―九月の特保や漢方薬などの売り上げが前年同期比二ケタ増。脂肪燃焼に効果があるとされるロート製薬の漢方薬「防風通聖散錠」(六十三錠、千四百十八円)が人気だ。森永製菓の通販サイトでは二百ミリリットルの紙パック入り茶系飲料「清祥茶房」(二十八パック、五千二百九十二円)の四―九月の売り上げが同三倍に。中性脂肪の吸収を抑えるとされる特保で五十―六十代が支持している。
健康食宅配のファンデリー(同・北)のサイト「Foodict」は、「STOPメタボ」などの分類やメニューのカロリー量で飲食店を検索できる。東京・築地の和食店「つきぢ はる田」は十月の売り上げが同サイト登録前の九月より二割増。「あらかじめ低カロリーメニューを指定して来る女性客が増えた」
▼特定健診・保健指導 糖尿病など生活習慣病を予防し、医療費を抑制することを狙いに始まった。四十―七十四歳が対象。健保運営者はメタボ該当者の組合員の減少率などが低いと、後期高齢者医療制度への負担金が最大一割増額される。
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