20081024 日本経済新聞 朝刊

「メタボ系」予防に期待
 メタボリック(内臓脂肪)症候群が代表する生活習慣病予防や介護予防が進むことも試算に織り込んだ。今回の推計では二〇二五年度の外来患者数と外来医療費が現状を維持した場合と比べて五%程度減少する見通し。
 医療面で予防効果が期待されるのは、糖尿病や高血圧系疾患、脳血管疾患などのいわゆる「メタボ系」の外来医療費。一五年までにメタボリック症候群の該当者や予備軍を二五%減少する目標をもとに、外来医療の二―三割を占める「メタボ系」の外来医療費が減ることを想定した。
 介護の面では、二五年の要介護認定者数が三%程度抑えられると仮定した。〇六年度の制度改正で介護予防が強化されたことで〇七年度に一定の予防効果が表れたデータを根拠に仮定した。
 今回の試算では、想定よりもさらに予防が進んだ場合の影響も補足的に解説している。予防が進んだ場合、国内総生産(GDP)に対する医療・介護費用の比率は、現在の改革案から〇・二―〇・三ポイント低下する影響があるという。

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