20081001 日本経済新聞 夕刊
Aさん一家を見てみましょう。構成は夫婦(夫三十七歳サラリーマン、妻三十四歳=専業主婦)と子供二人(長女八歳、長男六歳)の四人家族。賃貸マンションに居住していますが、妻の実家で二世帯住宅購入を検討中。収入は夫の年収五百五十万円のみです。
定期預金の二千百万円が全資産。うち住宅資金の頭金に千二百万円、教育資金に九百万円をと考えています。積極運用を検討していたところ、今回の金融危機に遭遇。損失を免れたもののこれからどうすればいいのか。これを機に投資に向けてマネー生活を大改革することになりました。
まずお金が必要な場面が相次ぐため、失うことに一番注意しなければならない世帯といえるでしょう。Aさんの勤務先がつぶれることもありえます。最低限の生活資金は年収二年分といわれますが、非常用資金として千百万円も準備しておく余裕はありません。失業した場合には、生活費を切り詰め年三百五十万円、二年分として七百万円確保します。
では、どのように真水の余裕資金を生み出すのか。当初は、二世帯住宅を考えていたのですが、妻の母と相談し完全同居を選ぶことになりました。将来、投資が収益を生めば二世帯住宅を建てることに。
次に、教育資金です。大学受験に向けた環境が充実することに期待して、公立学校コースを選択。万が一、私立になれば不足分は学資ローンなどを活用することにしました。生命保険は、子供たちが大学を卒業するまでは現状維持です。
義理の母親と同居すると、昼間、子供たちの面倒を見てくれることから、Aさんの妻も働きにでることが可能となりました。妻の収入と貯蓄は子供たちの教育資金の準備金にすることもできます。
ここで、Aさん世帯のBS(世帯の貸借対照表)をみますと、土地・住宅・自動車などの実物資産がなく負債もないために、金融資産二千百万円がすべての資産です。将来的な住宅購入までは金融資産の増加が予定されます。
金融資産の構成は非常用資金七百万円は定期預金、金利がよいネット定期を活用することとし、教育資金は大学時点で必要になることから長期国債八百万円としています。投資用資金としては、六百万円が生み出されたわけです。ここで、非常用資金としての定期預金ですが、半分に分割して二つのネット銀行へ。また、投資用の資金の口座を、家計用と区分するため、四つの銀行に分散されることになります。子供も幼く世帯主が働き盛りの家計では資金需要が旺盛です。長期資金の優先順位を明確にして投資資金を確保することがポイントです。
Aさん一家を見てみましょう。構成は夫婦(夫三十七歳サラリーマン、妻三十四歳=専業主婦)と子供二人(長女八歳、長男六歳)の四人家族。賃貸マンションに居住していますが、妻の実家で二世帯住宅購入を検討中。収入は夫の年収五百五十万円のみです。
定期預金の二千百万円が全資産。うち住宅資金の頭金に千二百万円、教育資金に九百万円をと考えています。積極運用を検討していたところ、今回の金融危機に遭遇。損失を免れたもののこれからどうすればいいのか。これを機に投資に向けてマネー生活を大改革することになりました。
まずお金が必要な場面が相次ぐため、失うことに一番注意しなければならない世帯といえるでしょう。Aさんの勤務先がつぶれることもありえます。最低限の生活資金は年収二年分といわれますが、非常用資金として千百万円も準備しておく余裕はありません。失業した場合には、生活費を切り詰め年三百五十万円、二年分として七百万円確保します。
では、どのように真水の余裕資金を生み出すのか。当初は、二世帯住宅を考えていたのですが、妻の母と相談し完全同居を選ぶことになりました。将来、投資が収益を生めば二世帯住宅を建てることに。
次に、教育資金です。大学受験に向けた環境が充実することに期待して、公立学校コースを選択。万が一、私立になれば不足分は学資ローンなどを活用することにしました。生命保険は、子供たちが大学を卒業するまでは現状維持です。
義理の母親と同居すると、昼間、子供たちの面倒を見てくれることから、Aさんの妻も働きにでることが可能となりました。妻の収入と貯蓄は子供たちの教育資金の準備金にすることもできます。
ここで、Aさん世帯のBS(世帯の貸借対照表)をみますと、土地・住宅・自動車などの実物資産がなく負債もないために、金融資産二千百万円がすべての資産です。将来的な住宅購入までは金融資産の増加が予定されます。
金融資産の構成は非常用資金七百万円は定期預金、金利がよいネット定期を活用することとし、教育資金は大学時点で必要になることから長期国債八百万円としています。投資用資金としては、六百万円が生み出されたわけです。ここで、非常用資金としての定期預金ですが、半分に分割して二つのネット銀行へ。また、投資用の資金の口座を、家計用と区分するため、四つの銀行に分散されることになります。子供も幼く世帯主が働き盛りの家計では資金需要が旺盛です。長期資金の優先順位を明確にして投資資金を確保することがポイントです。
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