20081003 日本経済新聞 夕刊
個人投資の利点の一つに自由度の大きさがあります。自由度をより一層確固としたものにするために、生活と切り離された独立した投資資金の確保が重要となります。
これまで二回にわたり取り上げたAさんとBさんの両世帯はともに、ファイナンシャルプランニングからみると優等生です。まず、住宅ローンのような大きな負債を、Aさんは二世帯同居、Bさんはローン完済によって抱えていません。金融資産を持っているが負債もあるという世帯が多いものです。
自営業の場合には特にそうですが、サラリーマンの場合でも一定の収入が定年まで続くという保証はありません。借金(負債)を返済できる金融資産があれば、無借金にするということは、人生のリスクを減じ、そして投資でのリスクを取ることに通じます。
次に、投資金額を最大になるように努力していることです。特に、Aさん世帯は、住宅に次いで大きな資金を要する教育資金という、これまで聖域ともいえる部分にも手を付けています。両世帯ともに家計費の管理執行はかなりシビアな節約家計です。このような世帯は、どのような環境にあっても強いものです。
家計の運営費とは区分された独立した資金を作り出すことによって、超短期から長期まで運用が可能となる投資資金となります。
投資方針は、Aさんは、運用前に売り買いの基準となるラインを設定することにしています。収益確保を最優先とするためです。切り詰めて投資資金を生み出しているわけですから、切り詰めている部分の復活を図るためです。住宅資金の確保、次いで子供たちの教育費ですが、収益の一部をできるだけ早く回していきたいと考えています。
また、Aさんは自分が死ぬまで持ち続けてもよい銘柄と、売り買いを繰り返す銘柄もあると考えています。上の図がAさんが想定している投資後のポートフォリオです。
一方、Bさんは、収益の最大化を図るつもりです。生活費そのものには不安がなく今後大きな支出を予定していないため、大きな収益が見込める分野へ集中投資を行うことを考えています。国内だけでなく近隣のアジア諸国も対象としています。
両世帯ともに、ポートフォリオは株式投資が基本です。国境や時代を超えて価値を生み出すのは企業であるという考え方に基づくものです。
最後に、Bさんにはお金を得れば、やってみたい夢があります。それは、発展途上国に学校を作ることです。もちろん、収益があがるようになってからのことですが。(この項おわり)
個人投資の利点の一つに自由度の大きさがあります。自由度をより一層確固としたものにするために、生活と切り離された独立した投資資金の確保が重要となります。
これまで二回にわたり取り上げたAさんとBさんの両世帯はともに、ファイナンシャルプランニングからみると優等生です。まず、住宅ローンのような大きな負債を、Aさんは二世帯同居、Bさんはローン完済によって抱えていません。金融資産を持っているが負債もあるという世帯が多いものです。
自営業の場合には特にそうですが、サラリーマンの場合でも一定の収入が定年まで続くという保証はありません。借金(負債)を返済できる金融資産があれば、無借金にするということは、人生のリスクを減じ、そして投資でのリスクを取ることに通じます。
次に、投資金額を最大になるように努力していることです。特に、Aさん世帯は、住宅に次いで大きな資金を要する教育資金という、これまで聖域ともいえる部分にも手を付けています。両世帯ともに家計費の管理執行はかなりシビアな節約家計です。このような世帯は、どのような環境にあっても強いものです。
家計の運営費とは区分された独立した資金を作り出すことによって、超短期から長期まで運用が可能となる投資資金となります。
投資方針は、Aさんは、運用前に売り買いの基準となるラインを設定することにしています。収益確保を最優先とするためです。切り詰めて投資資金を生み出しているわけですから、切り詰めている部分の復活を図るためです。住宅資金の確保、次いで子供たちの教育費ですが、収益の一部をできるだけ早く回していきたいと考えています。
また、Aさんは自分が死ぬまで持ち続けてもよい銘柄と、売り買いを繰り返す銘柄もあると考えています。上の図がAさんが想定している投資後のポートフォリオです。
一方、Bさんは、収益の最大化を図るつもりです。生活費そのものには不安がなく今後大きな支出を予定していないため、大きな収益が見込める分野へ集中投資を行うことを考えています。国内だけでなく近隣のアジア諸国も対象としています。
両世帯ともに、ポートフォリオは株式投資が基本です。国境や時代を超えて価値を生み出すのは企業であるという考え方に基づくものです。
最後に、Bさんにはお金を得れば、やってみたい夢があります。それは、発展途上国に学校を作ることです。もちろん、収益があがるようになってからのことですが。(この項おわり)
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