20080919 日経産業新聞

 【高知】高知大学と医療法人慈恵会中村病院(高知県四万十市)は入院中の高齢患者が退院できるかを判断する「高齢者用退院支援評価・介入プログラムソフト」を共同開発した。摂食など二十項目で高齢患者の状態を入力すると退院できる可能性を確率で示すほか、どの項目の改善で確率が上がるかもわかる。
 介護保険適用の介護療養病床は二〇一一年度末の廃止が決まり、医療保険適用の医療療養病床も大幅に減る。このため主に七十歳を超える高齢患者に、病状回復に伴う退院を促すことが病院経営の課題となっている。こうした病院の取り組みを支援するソフトの商品化は珍しいという。
 価格は十万五千円。高知大発ベンチャーのヘルシースマイル(高知市)を通じて販売する。初年度は全国の病院向けに一千件の納入を目指す。算出した数値は高ければ退院しやすいとの目安になるが、「何%ならば退院可能」といった数値は定めない。退院はあくまで病院が最終判断するよう説明したうえで提供するとしている。
 ソフトは退院の支援計画も作成でき、導入した病院は計画書作成で診療報酬を受け取れる。


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