20080905 日本経済新聞 朝刊
国民健康保険中央会は四日、七十五歳以上を対象とする後期高齢者医療制度の四月の医療費(速報値)が総額で九千二百二億円だったと発表した。一人当たりの医療費は七万三百五十円だった。後期高齢者医療制度が四月に導入されてから初めての発表となる。
後期高齢者医療の対象となる被保険者数は千三百八万人。対象範囲が異なるため単純比較できないが、昨年四月の国民健康保険における七十四歳以上の一人当たり医療費(六万九千八百九十七円)と比べると約四百五十円の増加となった。
一人当たり医療費七万三百五十円のうち、入院医療費が三万四千八百十円、入院外の医療費が三万三千百二十七円、歯科医療費が二千二百五十九円だった。
一人当たり医療費を都道府県別で見ると、福岡県の八万七千三百九十六円が最も高く、長野県の五万六千六百九十七円が最低。福岡県の医療費は長野県の一・五四倍だった。
制度変更で請求が遅れているケースも想定されることから、多田宏理事長は医療費の評価について「四月分だけで即断は難しい」と述べた。
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