20080820 日本経済新聞 朝刊
ガソリンや食料などの価格上昇を受けて、家計のやりくりに知恵を絞っている人も多いはず。お金の借り入れや運用を少し見直すと、出費を抑えられたり、ちょっと多くの利息を受け取れたりすることもある。ふだんは見逃しがちな金融サービスの活用法を点検した。
金利が高いころは「十年で元本が二倍になる」とさえいわれた銀行の定期預金。低金利が続いている現在でも、条件によっては通常より高い利息を得ることもできる。
最近増えているのが投資信託や外貨定期預金の購入を条件に、新規の定期預金金利を優遇するサービス。例えば三菱東京UFJ銀行の場合、投資信託や外貨定期預金の購入額と円定期預金の合計が五十万円以上になると、円定期の三カ月物金利を通常の年〇・二五%から年四%に優遇する。
みずほ銀行やりそな銀行、東京都民銀行、東京スター銀行なども期間限定で同様の優遇をしている。投信などの最低購入額が決まっているうえ、定期預金への預入額と同額以上の投信を購入することが必要だ。
こうしたサービスの場合、リスクのある金融商品を購入していることには注意が必要。投信の価格が下落すれば金利収入が吹き飛んだ上に損失が出る可能性もある。投信を購入する場合、購入時のほか、運用や管理にも一定の手数料がかかるため、投信を本当に購入したいのか、十分な吟味が必要だ。
ソニー銀行、イーバンク銀行などインターネット専業銀行の定期預金は、一年物の金利が年〇・七%―〇・八%程度と、〇・三五%前後の大手銀行を上回る。ただ銀行によっては口座維持手数料やATMの利用手数料が高い場合もあるので、利用する際はこうした点も調べよう。
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