20080807 日本経済新聞 地方経済面

 関東つくば銀行は窓口営業時間の延長など顧客対応を強化した支店を順次開設する。まず茨城県つくば市のショッピングセンター(SC)内に今秋開設する支店で午後三時以降も窓口を開くほか、土日・祝日も資産運用の相談窓口を開ける。営業時間の延長は茨城県内の銀行で初めて。大型商業施設内や駅前などに立地する新店のモデルと位置付け、個人向け営業をテコ入れする。
 今秋開業する「つくば副都心支店」はつくばエクスプレス(TX)の研究学園駅前に立地。大和ハウス工業が運営する大和ハウスSC内に入る。
 従来の支店の窓口営業時間は午後三時までだが、副都心支店は午後五時前後まで延ばす予定だ。住宅ローンや資産運用、投信などを専門に扱う「パーソルプラザ」を併設し、土日・祝日も無料で相談に応じる。
 がん保険や医療保険など保険商品の販売拡大にもつなげたい考え。〇八年三月期の保険手数料収入は前年同期比一五三%増の二十六億円と好調な伸びを見せている。取り扱い商品数を増やし顧客説明を強化したことが功を奏したと分析。窓口業務の強化でさらに売り上げを伸ばす。
 行員教育も強化する。保険や資産運用などの専門知識を身に付けた人材を配置する。
 TX沿線では県内外の金融機関が新規出店を計画しており、顧客獲得に向け競争が激しくなっている。研究学園駅前には、同行の支店をもう一店増やす予定で、この店舗も窓口業務の時間延長を検討する。
 関東つくば銀行の木村興三頭取は「窓口説明など行員の負担も増えるが、競争激化が見込まれるTX沿線で生き残るために使い勝手のよい銀行をアピールしていく」と説明している。
【図・写真】新支店が入る予定の大和ハウスのショッピングセンター(茨城県つくば市)






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