専門家によると、40歳以上の男性が腎結石のリスクを低減するには、アイスティーをやめてレモネードを飲むべきであるという。腎結石は、腎臓や尿管内に形成される結晶で、米国人の10%に認められ、発現リスクは女性に比べ男性で4倍であり、40歳以降に腎結石のできる確率が急増する。
シュウ酸塩は腎結石を形成する主要な化学物質であるが、アイスティーにはこれが高濃度に含まれている。米ロヨラLoyola大学シカゴストリッチ医学校泌尿器科のJohn Milner氏は「アイスティーは、腎結石ができやすい人にとっては間違いなく最も悪い飲料の1つである」と述べている。
腎結石の一般的な原因は、水分補給状態を保てないことである。夏の暑さと湿気は過度の発汗と脱水症状を引き起こすとともに、米国ではアイスティーの消費量も著しく増加し、腎結石のリスクが高まる。米国紅茶協会(Tea Association of the U.S.A.)によれば、米国では、アイスティーは炭酸飲料やビールよりも健康的であると考えられており、年間約19億1,000万ガロン(約717万キロリットル)が消費される。
Milner氏は「適切な水分補給状態を保つには、水を飲むのが最も良いが、腎結石ができやすい人は、レモンを多量に入れたレモン水やレモネードが有用。レモンには腎結石の成長を阻害するクエン酸が高濃度に含まれている。実際に、腎結石ができやすい人に人工的に風味を付けたレモネードを投与すると、腎結石の発現が遅くなることが示されている」としている。
また、腎結石ができやすい人は、シュウ酸塩を高濃度に含むホウレンソウやチョコレート、ダイオウ(大黄)、ナッツなどを避けたほうがよい。シュウ酸塩の吸収を抑えるため、塩分を控えめにする、肉の摂取量を減らす、1日に何杯か水を飲む、カルシウム含有量の多い食品を摂取することも有用である。
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