20080729 日本経済新聞 夕刊
総務省が二十九日発表した六月の完全失業率(季節調整値)は四・一%と、前月よりも〇・一ポイント上昇し、二〇〇六年九月以来の高水準になった。厚生労働省が同日発表した六月の有効求人倍率(同)も前月から〇・〇一ポイント下がって〇・九一倍になった。新規求人数も前年同月に比べて一七・九%減少した。厚労省は雇用情勢について、「注意を要する」との基調判断を三カ月連続で据え置いた。
完全失業率は十五歳以上の働く意思のある人のうち、全く職についていない人の比率。男性の完全失業率は四・二%と前月比横ばい。女性は〇・三ポイント上がって四・〇%になった。厚労省は資源や食料高の家計への影響を指摘。新たに収入を得るために職を探し始めた女性が前年同月と比べ六万人増えたことも、失業率を押し上げる要因になったとみている。
公共職業安定所(ハローワーク)で求職者一人あたりに何件の求人があるかを示す有効求人倍率は低下傾向が続き、七カ月連続で一倍を下回った。新規求人数は一年六カ月連続で前年同月を下回っている。六月はサービス業が二九・五%減になるなど、九カ月ぶりに主要な産業がすべてマイナスになった。
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