20080723 日本経済新聞 朝刊

 日本生命保険は米生保大手のノースウェスタン・ミューチュアルグループと運用事業などで業務提携する。日生がノースウェスタンの子会社で、米資産運用大手のラッセル・インベストメントに五%出資する。投資額は三百億円程度とみられる。日生は少子高齢化による国内生保市場の縮小を受け、運用部門の強化による収益力向上をめざしており、その一環として提携する。
 二十三日にも発表する。ノースウェスタンは個人向けの生保販売が主体の保険会社で総資産約十六兆円。日生と同じ相互会社形態を取っており、傘下にラッセルなどの資産運用会社を抱える。
 ラッセルは三月末時点で世界四十七カ国で資産運用事業を展開、運用資産総額は約二十一兆円に達する。日生は人材の交換派遣などを通じ、ラッセルの持つオルタナティブ(代替)投資などのノウハウを取り入れ、米国で展開する運用事業に生かす考え。ノースウェスタン本体とは、保険事業で協力することも今後、検討するもようだ。
 日生は昨年末、株式会社の株主資本に当たる基金約一兆円を今後、戦略的な買収や投資に使う方針を示した。二月には団体保険事業などで提携していた米生保大手、プリンシパルに約四百四十億円追加出資し、同社株七%を保有する筆頭株主になった。今回の提携は、これに続く取り組み。




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