20080630 日本経済新聞 朝刊
資産運用の世界でよく耳にする「リスク」と「リターン」。このうち、リターンは一定期間の平均騰落率のことで比較的理解は簡単。逆に、勘違いしやすいのがリスクという言葉だ。
リスクとは「ブレの大きさ」のこと。価格の上昇・下落幅が大きいかどうかで判断する。例えば、国債と日本株とを比較した場合、価格変動リスクが小さい国債の方が、値動きの激しい日本株よりリスクは低い。また、リスクの高い資産に投資するほど、その分リターンも大きくなるのが普通だ。
ラップ口座などを通じて分散投資すると、リスクの軽減効果が期待できる。これは値動きの異なる複数の資産に投資することで、ポートフォリオ全体が一つの資産の値動きに引っ張られないようになるからだ。投資先の資産の組み入れ比率を変えるだけでリスクは変動することから、運用においては資産分散のさせ方が重要だ。