20080621 日経プラスワン

 「家計のグローバル化」が指摘される昨今だが、外貨建て金融資産の保有額を全国の既婚男女に聞いたところ、最も多かったのは「持っていない」で、全体の六割強を占めた。保有している人の中では「五十万円未満」が一一%、「百万円以上五百万円未満」が八%、「五百万円以上」が七%とばらけており、外貨建て投資への姿勢にはかなりの個人差があるようだ。
 通貨別で最も保有比率が高いのは、やはり米ドル(六五%)。高金利通貨であるオーストラリアドル(一八%)やユーロ(一六%)の人気も根強い。このほか、ニュージーランドドルや「南アフリカランドやトルコリラに投資している」(福岡県の男性、34)という人もおり、投資先は広がる傾向にあるようだ。
 外貨建て資産を持つうえで注意が必要なのが、為替リスク。相場の方向感がつかみにくいため、先行きを見誤ると「外国為替証拠金取引(FX)に手を出して、三日間で二百万円損した」(奈良県の会社員、35)という事態にもなりかねない。「リスクが高いので手を出さない」(宮城県の公務員、47)、「知識がないので保有しない」(三重県の会社員、34)という人が多いのが実情だ。
 調査の方法 調査会社のマクロミルに依頼し、インターネットで実施。対象は全国の既婚の成人男女で、有効回答は六百十八人(男女半々)。