20080617 日本経済新聞 地方経済面
四月に始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への理解を深めようと山形県の広域連合はPR用DVDを独自製作、町内会や老人会、福祉関係者などに配布し始めた。他県からも問い合わせが来る「先進的な試み」(同広域連合)だったが、政府・与党が十二日に運用見直し策を決定。近く作り直す羽目になりそうだ。
DVDのタイトルは「ご存じですか? 長寿医療制度」=写真=で収録時間は約十五分。制度のポイントを(1)保険証が新しくなる(2)全員が保険料を負担する(3)健康診査の実施方法が変わる――という三点にしぼり説明している。
ただ、低所得者を対象とした保険料の均等割部分の軽減措置が七〇%から八五%(来年度からは九〇%)に変更されたことなどで修正が必要となった。
DVDは約千百枚を作製、十六日までにほぼ半数を配布し終えた。広域連合では「せっかく作ったが、早ければ夏にでも作り直さざるを得ない」と国の朝令暮改ぶりに困惑している。