20080529 日本経済新聞 西部朝刊

 今年四月に施行された後期高齢者医療制度に反対する福岡県内の高齢者らが、二十八日、県に不服審査請求を一斉に行った。請求は委任分も含め計三百五十八人に上った。
 北九州市や福津市など全県から集まった高齢者らは、福岡県庁から県合同庁舎まで「後期高齢者医療制度を廃止せよ」とシュプレヒコールを上げながら、デモ行進。その後、同庁舎で四月に行われた保険料徴収に関する不服審査を請求した。
 夫(82)に代わり請求に来た北九州市小倉北区の女性(70)は「夫の保険料が倍になった」と憤った。一斉請求を企画した福岡県社会保障推進協議会の北園敏光事務局長は「七十五歳という年齢で区切って負担を増やす制度は問題が多い」と話した。
【図・写真】後期高齢者医療制度の見直しを訴える高齢者ら(28日午後、福岡市博多区)