20080516 日本経済新聞 朝刊
国内で販売されている株式投資信託は四月、市場全体で購入額が解約額を六百五十七億円上回る「資金流入」となった。二〇〇三年八月以来、個人マネーが投信市場へ流入しているが、流入金額は四年六カ月ぶりの低水準。内外市場の先行き不透明感を背景に、「貯蓄から投資へ」の流れは細っている。
投信の資金流出入額は投信が実際にどれほど売れているかを示す。購入額が解約(売却)額を上回れば資金流入、逆に解約額が購入額を上回れば資金流出という。資金流出入額に加え、実際の運用成果を加えた数字を「純資産残高」といい、投信の市場規模全体を表す数字となる。四月末の純資産残高は六十一兆三千億円だった。
投信市場の先行きを占う上で重要なのが資金流出入額の動向だ。個人マネーが投資へ向かっているのか、貯蓄に滞留しているかを把握する材料になるほか、個人の相場観を反映するからだ。四月は新規の購入や設定額が約一兆一千五百億円と前月に比べ減少する一方、解約は約一兆八百億円と高水準だった。投信は長期投資を前提とする金融商品。購入額の減少は、個人が将来の運用環境について懐疑的になっていることを映している。
ここ四、五年は世界的な景気拡大や、外国為替相場の円安傾向を背景に、投信市場には資金流入が続いてきた。昨年六月には団塊世代の資産運用ニーズの高まりや、投信の先高期待を映し、流入額は三兆円弱と過去最高を記録した。
国内で販売されている株式投資信託は四月、市場全体で購入額が解約額を六百五十七億円上回る「資金流入」となった。二〇〇三年八月以来、個人マネーが投信市場へ流入しているが、流入金額は四年六カ月ぶりの低水準。内外市場の先行き不透明感を背景に、「貯蓄から投資へ」の流れは細っている。
投信の資金流出入額は投信が実際にどれほど売れているかを示す。購入額が解約(売却)額を上回れば資金流入、逆に解約額が購入額を上回れば資金流出という。資金流出入額に加え、実際の運用成果を加えた数字を「純資産残高」といい、投信の市場規模全体を表す数字となる。四月末の純資産残高は六十一兆三千億円だった。
投信市場の先行きを占う上で重要なのが資金流出入額の動向だ。個人マネーが投資へ向かっているのか、貯蓄に滞留しているかを把握する材料になるほか、個人の相場観を反映するからだ。四月は新規の購入や設定額が約一兆一千五百億円と前月に比べ減少する一方、解約は約一兆八百億円と高水準だった。投信は長期投資を前提とする金融商品。購入額の減少は、個人が将来の運用環境について懐疑的になっていることを映している。
ここ四、五年は世界的な景気拡大や、外国為替相場の円安傾向を背景に、投信市場には資金流入が続いてきた。昨年六月には団塊世代の資産運用ニーズの高まりや、投信の先高期待を映し、流入額は三兆円弱と過去最高を記録した。