20080515 日本経済新聞 朝刊
投資信託への個人マネーの流入が一段と細っている。投信を運用する大手十社の投信販売状況によると、四月は解約額が購入額を約七百億円上回る資金流出超となった。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した金融市場の混乱が長引き、個人の投資意欲が減退したようだ。
野村アセットマネジメントや大和証券投資信託委託、日興アセットマネジメントなど株式投信で運用残高上位十社の資金流出入状況をまとめた。三月は千五百億円の資金流入超だった。
中小の投信運用会社を合わせた市場全体でも資金流出に転じた公算が大きい。全体で流出超になれば、日経平均株価がバブル崩壊後の最安値圏にあった二〇〇三年七月以来、四年九カ月ぶり。
一方、四月末の株式投信の純資産残高は三月末に比べて増加したもよう。日経平均株価が上昇し、運用成績が改善した。