時事通信(05月05日21時21分)

 【バーゼル(スイス)5日時事】国際決済銀行(BIS)定例中央銀行総裁会議が5日、スイスのバーゼルで開かれた。会議では景気減速が懸念される一方、世界的に食料品やエネルギー価格高騰によるインフレ高進に警戒を強めていくことで一致した。会議には4月に就任した日銀の白川方明総裁も初参加した。
 BIS総裁会議議長のトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は記者団に対し、「インフレリスクは大きい」と言明。「すべての国で物価安定維持のため、インフレ期待を抑制することが極めて重要だ」と警戒を呼び掛けた。
 また、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題に端を発した信用不安は米欧主要中銀のあの手この手の資金供給にもかかわらず、いまだ払しょくされておらず、同議長は「自己満足に浸っている時ではない」と述べ、強い警戒を続けていく姿勢を強調した。 

[時事通信社]