20080421 日本経済新聞 朝刊

 中長期的な資産形成を目指して、資金を株式や債券、不動産投資信託(REIT)など複数の資産に振り分ける運用手法。株式が値下がりしても債券の値上がりでカバーするといったように、資産全体で値動きを安定させる効果が期待できる。
 一般的に年金基金や生損保などの機関投資家がよく使う。日本、欧米、アジアなど地域別に分散する投資家も多い。最近は個人投資家もファイナンシャルプランナー(FP)の助言を受けながら、ライフスタイルに応じた資産別の構成割合(基本ポートフォリオ)を決める動きが広がり始めた。
 米国のサブプライムローン問題をきっかけにした世界的な金融市場の混乱で、主要株式相場はそろって下落。原油や金相場は歩調を合わせて上昇するなど、値動きの方向性が重なることが多くなり、分散投資の効果は以前ほど期待しにくくなったとの指摘もある。

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