20080419 日経プラスワン
ゴールデンウイーク、夏休みと、海外旅行の機会が増える季節――。万一のための海外旅行保険をどう選ぶか。保険金の支払件数が最も多い補償は治療費用で、保険料は必要な補償だけを組み合わせたり、インターネットで加入したりすることで節約できる。荷物と一緒に保険も賢く準備しよう。
東京都品川区に住むOLのAさん(37)は二〇〇七年末、旅行先の台湾のホテルで夜中に腹痛に襲われた。検査の結果、食あたりと診断。治療費用は医師によると「日本円で二万―三万円」だが、海外旅行保険に加入していたので支払額はゼロだった。
海外旅行保険の主な補償内容は(1)死亡時の保険金(2)治療費用(3)物品を壊した時などの賠償費用(4)手荷物の修理代や盗難などの被害(5)大事故などの救援者費用――などだ。最も支払いが多い補償内容は治療費だ(グラフI)。
ファイナンシャルプランナー(FP)の竹下さくらさんは「海外旅行の際は治療費用を厚く補償する保険に加入しよう」とすすめる。外国の医療費負担は高額だ。例えばAIU保険によると、米国で交通事故に遭い、入院期間が長引くと、治療費用が総額一千万円を超えることもある。
¥ ¥
主な損害保険会社の商品は一般に、自己負担なしで治療を受けられる「キャッシュレスサービス」が付いている。最近は治療費用を重視する傾向が強く、AIUは治療費の補償額を無制限にする商品を販売。普通は保険金が出ない既往症や持病の発作も短期旅行なら三百万円まで出る。
では、保険料を抑えるにはどうしたらいいか。FPの清水香さんは「各社推奨のセット型プランより、必要な補償内容だけ組み合わせるフリープランを検討しては」と提案する。生命保険に加入していれば、死亡時の保険金は必須ではない。「保険料節約のため、真っ先に外す候補は死亡時の補償」(清水さん)だ。
治療費用に次いで利用する可能性があるのは手荷物の修理代や盗難被害の補償。賠償費や救援者費用も多額になるので補償が欲しいところだ。
大手損保の多くは、フリープランで死亡時の補償を外せる。例えば表IIの損保ジャパンのケースでは、セット型で二千九百三十円の保険料が、補償を治療費用・救援者費用・賠償責任・携行品損害に絞ると二千三百二十円ですむ。フリープランでは項目分類が異なり単純比較はできないが、エース損害保険でも同様に、保険料が四千七百円から三千四十円に下がる。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険を利用するのも一案だ。カード付帯保険は一般にけがによる死亡時の補償が付いており、利用を前提にして保険料を抑える商品もある。エース保険は二〇〇八年三月に、カードの保険に足りない補償だけを足して保険料を安くできる「シフトアッププラン」を発売した。
ネットの利用も見逃せない。ネット販売の保険は一般に代理店販売の保険より安い。販売コストが低く、旅行先や日程により細かく保険料を設定するためだ。さらに三井住友海上火災保険のネット販売保険は保険金の支払いを受けた人でも、二度目の利用から保険料を五%割り引く。
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ただ、節約には注意点もある。まずカード付帯保険を使う場合。清水さんは「保険金をもらうにはカードで旅行代金を支払うなど条件があることがある」と指摘。竹下さんも「航空会社系も含め一般カードでは治療費の補償が不十分になりがち」と言う。補償内容や利用条件を確認しよう。また、カードの保険では治療費のキャッシュレスサービス利用が難しい場合もある。
一方、保険料が比較的高い代理店販売の商品には独自サービスもある。例えば東京海上日動火災保険は、ホテルや買い物でも利用できる電話通訳などが無料になる。
保険選びでは商品の特徴を把握し、費用対効果を最大にするのが大事。トラブルや体調不良のときは、まず保険会社の受付窓口に電話すると手続きがスムーズに進むことも知っておこう。(大賀智子)
ゴールデンウイーク、夏休みと、海外旅行の機会が増える季節――。万一のための海外旅行保険をどう選ぶか。保険金の支払件数が最も多い補償は治療費用で、保険料は必要な補償だけを組み合わせたり、インターネットで加入したりすることで節約できる。荷物と一緒に保険も賢く準備しよう。
東京都品川区に住むOLのAさん(37)は二〇〇七年末、旅行先の台湾のホテルで夜中に腹痛に襲われた。検査の結果、食あたりと診断。治療費用は医師によると「日本円で二万―三万円」だが、海外旅行保険に加入していたので支払額はゼロだった。
海外旅行保険の主な補償内容は(1)死亡時の保険金(2)治療費用(3)物品を壊した時などの賠償費用(4)手荷物の修理代や盗難などの被害(5)大事故などの救援者費用――などだ。最も支払いが多い補償内容は治療費だ(グラフI)。
ファイナンシャルプランナー(FP)の竹下さくらさんは「海外旅行の際は治療費用を厚く補償する保険に加入しよう」とすすめる。外国の医療費負担は高額だ。例えばAIU保険によると、米国で交通事故に遭い、入院期間が長引くと、治療費用が総額一千万円を超えることもある。
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主な損害保険会社の商品は一般に、自己負担なしで治療を受けられる「キャッシュレスサービス」が付いている。最近は治療費用を重視する傾向が強く、AIUは治療費の補償額を無制限にする商品を販売。普通は保険金が出ない既往症や持病の発作も短期旅行なら三百万円まで出る。
では、保険料を抑えるにはどうしたらいいか。FPの清水香さんは「各社推奨のセット型プランより、必要な補償内容だけ組み合わせるフリープランを検討しては」と提案する。生命保険に加入していれば、死亡時の保険金は必須ではない。「保険料節約のため、真っ先に外す候補は死亡時の補償」(清水さん)だ。
治療費用に次いで利用する可能性があるのは手荷物の修理代や盗難被害の補償。賠償費や救援者費用も多額になるので補償が欲しいところだ。
大手損保の多くは、フリープランで死亡時の補償を外せる。例えば表IIの損保ジャパンのケースでは、セット型で二千九百三十円の保険料が、補償を治療費用・救援者費用・賠償責任・携行品損害に絞ると二千三百二十円ですむ。フリープランでは項目分類が異なり単純比較はできないが、エース損害保険でも同様に、保険料が四千七百円から三千四十円に下がる。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険を利用するのも一案だ。カード付帯保険は一般にけがによる死亡時の補償が付いており、利用を前提にして保険料を抑える商品もある。エース保険は二〇〇八年三月に、カードの保険に足りない補償だけを足して保険料を安くできる「シフトアッププラン」を発売した。
ネットの利用も見逃せない。ネット販売の保険は一般に代理店販売の保険より安い。販売コストが低く、旅行先や日程により細かく保険料を設定するためだ。さらに三井住友海上火災保険のネット販売保険は保険金の支払いを受けた人でも、二度目の利用から保険料を五%割り引く。
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ただ、節約には注意点もある。まずカード付帯保険を使う場合。清水さんは「保険金をもらうにはカードで旅行代金を支払うなど条件があることがある」と指摘。竹下さんも「航空会社系も含め一般カードでは治療費の補償が不十分になりがち」と言う。補償内容や利用条件を確認しよう。また、カードの保険では治療費のキャッシュレスサービス利用が難しい場合もある。
一方、保険料が比較的高い代理店販売の商品には独自サービスもある。例えば東京海上日動火災保険は、ホテルや買い物でも利用できる電話通訳などが無料になる。
保険選びでは商品の特徴を把握し、費用対効果を最大にするのが大事。トラブルや体調不良のときは、まず保険会社の受付窓口に電話すると手続きがスムーズに進むことも知っておこう。(大賀智子)
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