20080415 日本経済新聞 地方経済面

 浜松商工会議所は地元金融機関と提携し、共済制度加入者向けに優遇金利のローンを提供する事業を二〇〇八年度から始めた。静岡銀行、浜松信用金庫、遠州信用金庫と提携し、各社が販売している自動車ローンなどの金利を〇・二%優遇してもらう。
 従業員退職金や生命保険などを中小企業向けに用意する共済制度の特典を増やし、加入者を増やす狙いだ。
 静岡銀行は使い道が自由なローン商品「行き活き設計」、浜松信金と遠州信金はそれぞれ自動車ローンの金利を加入者向けに引き下げる。共済制度に加入している企業の従業員は加入者証を各金融機関の窓口に持参するだけで優遇金利を受けられる。
 金融機関と提携して共済加入者向けにローンの優遇金利を提供するのは県内商議所では初めて。対象とするローン商品は毎年見直す。
 共済制度の加入者は現在四万四千人で、会員企業の福利厚生を充実させる目的で従業員向けの生命保険や退職金制度などを用意している。特典の充実を図り、共済制度の加入者や商議所の会員増加を図る狙い。
 金融機関も提携で、共済制度の加入者を囲い込める利点がある。



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