同じ保険ですが、全く異なる2つの保険。


社会保険は、公的保険ともいわれる様に、公的に決められた保険で、

制度としての保険という意味合いが強いと思います。


一般の保険は、代表的な物として、保険会社が提供する保険がありますが、

担保したい危険に備えるという意味合いが強いと思います。


社会保険は、企業に勤めると、強制加入のものや、

企業(もしくは組合)といった単位で加入の是非を判断しているものが多い為、

皆さんに加入するかどうかの選択肢が無いことが殆どだと思います。


一般の保険は、自分が何を担保したいかによって自由に加入します。



ただし、この2つの保険は深く絡み合っているので

一般的な保険を考える時には、社会保険の内容も加味する必要があります。


例えば、生命保険で収入保障という保険があります。

これは、被保険者の方が亡くなった際に一括で受け取る死亡保険と異なり、

亡くなった方の変わりに、給料の様な形で遺族の方に保険を支払う保険です。


  一般的な死亡保険 ・・・ 亡くなった時にまとまったお金を受け取る。

 例) 死亡時に1,000万円 など


  収入保障 ・・・ 亡くなった時から、保険期間満了(60歳か65歳に設定する事が多い)

             遺族の方が毎月保険金を受け取る。


    例) 被保険者が35歳で亡くなった場合、60歳までの25年間毎月15万円受け取る。

       (合計:4,500万)


一見、収入保障の方が良く見えますが、上記の2つの保険は当然一長一短があります。

今回は、収入保障がメインではありませんので、詳しくは後日・・・。


今回のメインの話は、月15万では遺族は暮らしていけないという点です。


しかし、月15万円の収入保障で十分なのです。


何故なら、国民年金や厚生年金から遺族年金というものが支給されるからです。


遺族年金の額は、自営業の方、サラリーマンの方、家族構成、年収などによって異なりますが、


遺族年金が15万円(※1収入保障が15万円あれば、月30万円になります。


贅沢は出来ないかもしれませんが、生活していく事は十分可能な額だと思います。



遺族年金の事を知らずに、30万円の収入保障に加入するといった、

無駄な保険(※2)の入り方をし無い為にも、

社会保険のお話も時々、紹介したいと思っています。



※1 例題中の遺族年金の額は、サラリーマンの方で

    家族構成は妻と18歳未満の子2人である場合の例です。
  平均標準報酬月額を35万円、平均標準報酬額を45万円、厚生年金は

  平成15年3月以前の加入月数を240か月、
  平成15年4月以降の加入月数を36か月として計算しています。
  計算にあたっては平成18年度価格を使用しており、

  以後の物価スライド率は考慮しておりません。


※2 正確には、亡くなった時には月45万円もらえるので、無駄ではありませんが、

    現在の収入と保険料の負担、そして将来への担保といった総合的な判断では

    剰な保険と考えられます。)


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