がん患者 / 鳥越俊太郎
(2012年84冊目 / 通算770冊)
■■■ブログを書いてるのは、鳥越さんの影響かも…■■■
糸島市図書館蔵書あり
【ミッション;新しい気づきをピックアップせよ】
急性白血病や悪性リンパ腫など『血液がん』の多くは、抗がん剤が第一に選ばれるべき治療法で、標準治療といえる。
人間の死は宿命である。
百パーセントの確率でヒトは死ぬ。
にもかかわらず健康なときは、ヒトは己の最期に思いを致すことはない。
深刻になることもなく気楽に生きている。
しかし、がんという、否応なしに命の時間を突き付けてくる病に直面したとき、ヒトは誰しも己の残された時間を痛切に思い知る。
いや思い知らされるのである。
そのとき初めて、
どんな凡庸な人間でも、心は何かを感じ、
詩人になり、ミュージシャンになり、
画家になり得る。
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