《がん治療》ジェットコースターに乗り遅れるな! | 帰ってきた『がん男(マン)』・ジウージョの右脳読書!

帰ってきた『がん男(マン)』・ジウージョの右脳読書!

2012年11月、《悪性リンパ腫》が発覚、約8か月の治療を終える。
最後の治療から丸3年の経過観察を終えた頃、再びあの病魔が…。
2016年8月、帰ってきた『がん男(マン)』の治療日記!

10月25日(木)
下腹部に張りを感じる。
14年前に手術した『鼠径ヘルニア』の傷跡が少し腫れている。
鼠径ヘルニアに似た症状が感じられる。
近日中に検査に行こうと思った。



10月31日(水)
仕事をしていると、ときどき下腹部に鈍痛を感じる。
検査だけでもと、病院に予約を入れ、仕事も翌日のの午前中だけは休ませてもらうことにした。

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11月1日(木)
鼠径ヘルニアの疑いがあることを告げ、外科の問診を受ける。
その後、CTを撮影し、外科医の判断を仰いだ。
どうやら、鼠径ヘルニアではないらしい。
※CT撮影の際、造影剤を点滴で注入された。造影剤が全身に回ると身体がポカポカするということを知る。

泌尿器系の疾病の疑いがあるため、検査を泌尿器科に移される。
この時点で午前の部終了。

午後からも検査が続くため、電話で午後からの休暇を申請した。

午後から泌尿器科に行くと、担当の医師は女性だったので少しびっくりした。
CTの画像を見ながら触診、聞き取りなどを行い、診察は進められた。

さらにMRIの検査受けるため機械の予定が空くまで気長に待ち続けた。

iPodで映画を1本見終わった頃、MRIの撮影室に呼ばれた。
MRIの撮影を済ませると17時30分を回っていた。
待合室には人影もなくなり、ひとりポツンと検査結果を待った。
※MRIの検査では狭い円筒形の機械に入り込んで行う。狭所恐怖症ではないが、長い間、あの場所にいるのはストレスを感じる。しかも、MRIの円筒の中は、ピーピーガーガーガー音がうるさいのだ。

やっと看護師さんに呼ばれて担当の先生の元へ。
結果は『精巣腫瘍』つまり、睾丸のガンとのことだった。

腫瘍が良性か悪性かは、組織を採取して行うのではなく、患部を摘出してから行うとのこと。

1日も早い手術が必要だが、すでに業務終了の時間。ということで、早ければ2日(金)に入院し3日(土)に手術、遅くても4日(日)に入院して5日(月)には手術することが決まった。



11月2日(金)
入院を見越して検査の続きをするため、2日(金)も朝イチから病院に駆けつけた。

胸部ののレントゲン撮影、検尿、下腹部と睾丸をエコーで検査してもらった。

途中、「本日、手術ができるようになりました。しかし、他の手術との調整もあり、手術の時間はすぐには確定できない」とのこと。

一応、入院の準備はしてきたものの、突然の手術との言葉に心の準備をする暇もなかった。

木曜日の初診からジェットコースターのように急展開する自分の人生。
まるで他人事のように第三者的に楽しんでいる自分を感じる。

さあ、ジェットコースターに振り落とされないように、シートベルトをしっかりと締めておこう。