第419回「新技術の習得とDX」 | 社長備忘録

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10月25日(月)今朝のスピーチは中田主任で、内容は「新技術の習得」についてでした。

 

最近、「DX(Digital Transformation・デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を新聞、雑誌などでよく目にします。

 

日本では、このDXの定義を 2018年に経済産業省が、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と示しています。

 

また、この変革は、「第4次産業革命」とも言われていて、世界がデジタル化した社会構造に変わると考えられています。

 

そして、その波は、我々の業界にも押し寄せて来ています。

 

これまで、我々の成果は、距離と角度を観測して、平面(2次元)で表してきました。しかし、この数年、ICT(情報通信技術)の推進により、ドローンや3Dレーザースキャナーが活用され、地上だけではなく空からも点群データを取得して、立体的(3次元)に表す時代になってきています。

 

但し、現在のところ、業務そのものの仕組みが変わっていないので、これまでのやり方が全く変わってしまうのか、変わらないのか、こういう変革期には、必ず摩擦や混乱が生じます。

 

これはどんな組織でも同じで、この摩擦を成長痛として、ポジティブに捉えられる組織が、さらなる進化を遂げるのだと思います。

 

ソニーの創業者、井深大氏(日光市出身)は「トライ・アンド・エラーを繰り返すことが経験、蓄積になる。独自のノウハウはそうやってできていく。」と言葉を残しています。

 

最後に、新技術の習得は、会社の未来を創ることになり希望になります。技術者たるもの、果敢にチャレンジしてほしい思います。

 

以上、ありがとうございました。

 

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