辰野町 横川 横川川 黒沢谷  三級の滝  落差50m幅2m 別名/竃戸滝、滝釜

 

国道153号線脇にある信濃川島駅前から県道201号線に入ります。

入ってすぐにある案内図です。(2020.10.18撮影)

 

県道入口から9.1km先の横川ダム湖脇の道路右側

 

よきとぎの滝      落差5m

があります。

 

漢字で書くと「斧研の滝」となりますが、鋭さは全く無く、

名前を付けるほどの滝ではありません。

 

更に1.1km進むと国の天然記念物となっている蛇石の駐車場に着きます。

 

実際の訪問順と異なりますが

まずは、蛇石から紹介します。

 

浦の沢が合流する横川川の河床に灰褐色の岩脈が黒色の粘板岩の中を長々と走っています。

この岩脈に直交する方向に、白色の石英脈が15~50cmの間隔で規則的に貫入しています。

これが蛇腹の斑紋を連想させ、しかも水面に出没して横たわっており大蛇のように見えるので、

「蛇石」と呼ばれるようになりました。

 

「蛇石の如き悌状脈は其存在比較的稀なるのみならず、

学術上より見るも極めて価値あるもの」との趣旨により、

昭和15年に「横川の蛇石」として国の天然記念物に指定されました。

 

地元の川島地区には、

横川川の上流で兄弟竜がけんかをし、

川が氾濫して下流の村が鉄砲水に襲われそうになりました。

それを母子2匹の大蛇が、自分たちの身を犠牲にして救いました。

それに感心した熊野権現が、この母子を蛇石に変身させ、

兄弟竜を二度とけんかが出来ないように、上流にある大滝に閉じ込めたといいます。

 

という民話が伝えられています。

 

自然に出来たという蛇石ですが、

100mぐらいに渡って蛇のように岩が川底から浮き立っている様は、

一見の価値があります。

 

そして、駐車場の入口にも

浦の沢のトチノキという大木もあります。

 

こちらは辰野町指定の天然記念物として昭和58年に指定されております。

 

本題の三級の滝へ向かいます。

駐車場入口まで戻り、奥へ続く林道のゲート脇

から林道を徒歩で進みます。

 

12分後

濱横川鉱山跡

を通過します。

 

 

更に16分後

この標識があります。

 

 

35分後

 

分岐点にこの標識があります。標識に従い、左の道へ進みます。

 

100m行くとこの標識が現れます。

ここからは、山道を0.8km徒歩で行きます。

 

 

途中、小滝がいくつもあります。

 

0.8kmの標識から6分後

橋を渡ります。

 

その先も小滝が続きます。

 

そして、ゲートから1時間30分後

目的地の三級の滝に到着しました。

 

滝の横には三級龍神が祀られております。

 

解説板です。

 

 

 

中段に向かいます。

下段を俯瞰します。

 

 

中段の滝及び上段の滝です。

 

水量豊富かつ、落差もあり、環境も良いし、見所も多くあるので

紅葉の時期を狙って行けば、満足感のある滝見が出来ます。