飛騨市 宮川町 菅沼 谷中 菅沼谷本流

  上ヤ(カミヤ)滝    落差30m幅5m

 
ニコイ大滝は支流になりますが、本流にあるこの滝は、
水量も豊富で大変見応えがある滝です。
 
国道360号線からニコイ大滝へのルート途中、
3.3km地点で菅沼林道の入口があります。(2018.04.30撮影)
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当初、ここから徒歩で進むつもりでしたが、同行して頂いた瀑やんさんが、
鍵が掛かっていないことに気付きましたので、
ならばということで、行ける所まで車で行くことにしました。
 
結局、奥にある真新しい施設の所まで約1.2kmを稼ぐことができました。
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ここで林道は終点となり、ここから、廃道が折り返して上部に続いているが、
どんな状況か全く解らないし、滝への降り口も解らないので、
確実に行ける可能性に賭け、谷を直で遡上することにしました。
 
直ぐに古い砂防堰堤があります。
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左岸から越えます。
 
越えてすぐに、右岸支流から小さな滝がお出迎えしてくれます。
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アップです。
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この後、大体左岸沿いに進んで行きます。
 
途中の本流に懸かる小さな滝です。
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水量は多いがそれ程難所もなく、30分でいよいよ「上ヤ滝」が見えてきました。
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角度によって表情が変わります。
 
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水量が多いのでもうもうと水煙が上がっています。
 
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大きくいうと三段の滝となっていて、2段目の岩が突出していて、
水量が少ない時にはその岩に水流が砕けて左右に別れ↑のように分かれるため、
上に向っている矢のように見えることから「上ヤ滝」と言われることになったようです。
 
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倒木を潜り抜けて滝の右側に回りこみます。
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もの凄い水量のため、飛沫ですぐにビショビショになります。
 
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何回かこの滝へ行く機会を見計らったが、なかなか実現せず、
漸く行くことができ、感無量であった。
 
なお、この滝は昭和50年に旧宮川村の文化財として指定されていたとのことです。
 
帰路は、瀑やんの素晴らしいルートファインディングで旧林道に這い上がりました。
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殆ど自然に帰っていました。
 
途中、ニコイ大滝を遠望することができます。
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あの恐い橋も写っています。
 
20分ほどで、駐車した場所に戻ることができました。