今回は、下ノ廊下のラストで、新越の滝~黒四ダムまでです。
この下ノ廊下を完全制覇したのは、過去2回で、
1993年は、欅平→黒四ダムの登りで行きました。
もう一回は、室堂→剣沢雪渓→仙人池→仙人温泉→下ノ廊下→黒四ダムの予定で、
1994年に訪れたが
この年は残雪が多く、日電歩道は開通しなかった。
その後1995年、1996年も残雪のため、日電歩道は開通しなかった。
3年越しで、ようやく1997年に、黒四ダム→欅平の下りのコースを採った。
黒四ダムから、直下への九十九折の道が、とてもハードで、
1993年のときは、登りで標高差200mを最後の力を振り絞って、ヘトヘトで黒四ダムに辿りついた。
その経験からも、下りの方が楽だろうと1997年は、黒四ダムから欅平のコースを採用しました。
その後は、なかなか行く機会に恵まれず、訪れることはできなかった。
しかし、下から上流に上がる方が段々とクライマックスに到達するので感動度は、高いです。
前振りはこれぐらいにして、
新越の滝を後にして、上流のゴール地点、黒四ダムまで、2時間30分の行程です。
ここからは、クライマックスを終えて、ひたすらゴール目指して進むのみで、秋の紅葉はなかなか良いですが、
体力的にもかなり消耗していますので、周りを見回す余裕もなくなってきています。
30分程で、対岸にナメ滝が見えます。
立山町 芦峅寺(あしくらじ) 黒部川右岸 鳴沢小沢 鳴沢小沢の滝 落差30m
遠望なので、余り感動はありません。
更に30分ほど進むと、内蔵助谷出合に到着します。
ここから、内蔵助平を経由して剣沢や立山に行くことも出来ます。
立山から流れ落ちる大きな谷なので、水量が多いです。
右岸には、丸山東壁が聳えています。
更に20分程進んだ、左岸に
富山県 立山町 芦峅寺(あしくらじ) 黒部川左岸 丸山谷 丸山谷の滝 落差50m
滝の途中を登山道が横切っています。
直下から撮影。
もうここから30分ほどで、黒四ダム直下に到着します。
ダム直下の橋を右岸に渡り、九十九折の道を30分ほど登り切るとゴールです。
疲労困憊の状態であったが、壮大な黒部渓谷を満喫でき、感無量であった。