立山町 芦峅寺（あしくらじ） 黒部川右岸 タル沢 タル沢の滝 落差５ｍ
今回は、十字峡～白竜峡の区間で、行程は約１時間です。
十字峡を過ぎると、一旦黒部川の様相も穏やかになります。
また、川底から高いところを歩きますが、その後段々高度をさげ、川底から近いところを歩くようになると
両岸が迫ってきて、ワイルドな様相になってくる。
いよいよ、白竜峡です。
対岸が間近に見え、その狭い谷を黒部川が凄い勢いで流れて行きます。
小さな滝ですが、これが「タル沢の滝」です。核心部に懸かる滝なので、存在感があります。
狭い空間に滝の音と、本流の轟音が響き渡り、大迫力です。
手が届きそうなくらい谷が狭くなっています。
道は、狭い岩場をへつりながら続いています。
例年この辺りから新越の滝近くまで、残雪が多いらしいが、私が行った時は、この白竜峡には残雪は無く、
アクロバティックな高巻きをしなくて済みました。
残雪が多い時は、この厳しい岩場にかけられた梯子や丸太道を綱渡りのように歩いて行かなければならず、
高所恐怖症の人は、許容範囲を越えてしまいます。
もう少し上流に行くと
黒部川本流が勢いを増して、滝状になっています。
この辺りを見て、「白竜峡」と名付けられたのかなと思いました。