そんな時、このさびれゆくような田舎の村の実状を毎日見ていて、ふと気がついたことがありました。それは、田舎の家にはどこにでもある手入れされていない「庭」と、耕作者がいないため放棄され荒れ放題の「畑」でした。外にばかり目を向けていた自分には気付かなかった「何か」がここにあるように思ったのです。
いろいろ考えた結果、この荒れた「庭」を何とかしてほしい人は多いはずだ。これをもし収益源にできるとしたら仕事は尽きないくらいあるはずだ、と考えました。実際にうちの家の庭も、遠い親せきに紹介してもらった庭師が遠いところから来てくれていますが、来る日はいつか分からない上にひとりで2.5日くらいかかり、7万円ほど支払っています。しかも最終日には、帰りに酒などを渡して、「来年も必ずお願いします」とお願いしなければならないような有様です。
もし、自分で「庭師」ができたら、自分に家の庭を手入れすることで経費7万円が削減でき、隣の家、またその隣の家、と順番に安い手間賃で剪定をしてあげたら、喜ばれるだけでなく、お金は入るし一石二鳥です。そのためには自分が「庭師」になればいいのだ、と思うと居てもたってもいられなくなりました。
さて、どうしたら技術のある「庭師」になれるのか・・。考えました、雑誌やインターネット等を使って調べまくりました。まず目についたのが「庭木の手入れ」の通信講座です。いくつかありますが学習の期間は6~8ヵ月。費用は約5万円。
果たして通信講座で剪定の技術が本当に習得できるのだろうか・・。知識だけ先行して、実際の場面ではよけいに分からなくなるような気がしました。また費用も高い気がして通信講座はパスしました。あせる毎日が続いていたある日、広報紙をみていて、面白い記事をみつけたのです。
【管理された田舎の庭】
