最近見た映画 | ローマの松の木の下で・・・

ローマの松の木の下で・・・

好きなこと、気になることを気ままに書いていきたいです!

映画館バールオーナーの知り合いを通じて映画見放題のカードをゲットしたので、

最近 金曜か土曜は映画館に行く事が多い。

 

 

イタリアの映画館はムルティサーラと言って、

小さな部屋に分かれていて、

数カ所で同時に上映されている。

 

 

で、最近見た4本の映画をご紹介したい。

(他にイタリア映画も2本見た)

 

 

 

まず メイディセンバー。

 

 

主役はナタリー・ポーツマンとジュリアン・ムアー。

 

 

 

 

 

1996年に児童強姦罪で逮捕されて7年間牢獄に繋がれていた女性を

ジュリアン・ムアーが演じている。

 

 

 

この事件の映画化が決定され、

ナタリー・ポーツマン演じる女優がその下調べにこの女性のうちを訪れるというお話。

 

 

 

 

 

 

 

この既婚女性は当時34歳で子供もいたのだが、

 

パート先で12歳の少年と知り合い恋に落ちる。

 

そして監獄で二人の娘を出産し、シャバに出てから成年になった少年と結婚。

 

その後長い結婚生活の後離婚、そしてすぐ彼女は癌の為死去するのだが、

 

 

この映画はこのような実話を基に

ナタリー演じる女優の目から見て、

そのメカニズムを究明していくというもの。

 

興味深い。

 

 

 

 

 

映画その2。

 

 

ゼンダイヤ主演のテニス映画、チャレンジャー。

 

 

 

 

 

監督は「君の名前で僕を呼んで」で有名になった

イタリア人、ルーカ・グアダニーノ。

 

 

最初はダブルを組んでいた仲がいい二人の若者が

ゼンダイヤ演じる魅力的なテニスプレーヤーに惹かれ、

彼女をめぐってライバルとして戦うというストーリー。

 

 

面白くてつい見入ってしまったが、

あまり深みがない、何も残らない映画だなぁという感じを受けた。

 

 

 

主人公の男性がコマーシャルを兼ねてか、

ユニクロのテニスウェアを着ていたのが印象に残った。

 

 

 

 

 

 

 

最近見た映画 その3

 

僧侶と銃というブータンを舞台にした映画。

 

 

 

 

 

 

12歳の頃、外国人と文通するのにハマっていた。

 

インターネットもなく、気軽に旅行できなかった頃は

航空便で外国人と手紙をやり取りするのが、

唯一の国際交流の機会だったなぁ。

 

 

 

オーストラリアの女の子とは長い事文通したが、

(12歳なのに彼氏とキスしたなんていう事も書いてあってビックリしたよ)

 

ブータンの男の子とも数回手紙をやり取りした。

 

 

彼から着物みたいな民族衣装を着た白黒の写真が送られてきて、

それがとても珍しくて嬉しかったことを覚えている。

 

 

 

 

 

(今回の映像は皆お借りしています)

 

 

 

 

ブータンの少年から手紙が来たと言ったら、

 

ブータンってどこ?

 

とほとんどの人から聞かれた。

 

 

 

ブータンは北は中国、西はネパール、南東はミャンマー、南はバングラデシュと

国境を接しているヒマラヤ山脈がある高地である。

 

 

 

その国は2007年まで王様が統治していた。

 

王様は結構国民に愛されていたのだが、

ブータンの将来を考えて、

民主化を図るため王座を降りることにした。

 

 

初めてのブータンの選挙の際、

ある高僧が2本の銃を手に入れてきてくれと弟子に頼むことから起きるストーリー。

 

 

結末は中々心温まる展開で、

最近見た映画の中で一番気に入ってしまった。ラブラブ

 

 

ローマ国際映画祭で賞を取ったが、

残念ながら日本ではまだ公開する予定がないようだ。

 

 

以前ブータンでは国民の幸せ度が結構高かったが、

インターネットが普及してからそれが大分下がったらしい。

 

 

ネットで他の豊かな国や人々の様子を見ると、

 

隣の芝生は青い じゃないけど、

 

今まで満足していた事が満足できないようになってしまうんだろうな。

 

 

 

幸せは現在あるもので満足することにあるという

 

中世の哲学者アウグスティヌスの言葉で締めくくっている映画

 

ポトフ 美食家と料理人 という映画を一昨日見た。

 

 

 

 

 

これはカンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を取った

トラン・アン・ユン監督の作品。

 

 

ショコラのジュリエット・ビノシュと彼女の元彼ブノワ・マジソルの共演映画。

 

 

舞台は19世紀末。

フランスの田舎に住む美食家ドダンと彼のメニューを忠実に実現するウージェニーの愛の物語。

 

料理のシーンが圧巻。

 

とても魅力的でつい見入ってしまう。

 

 

最高の味を追求する事はまさに 芸術。

 

メッチャ美味しそうだったけど、

 

バターたっぷりでこれ全部食べたらコレステロール過多と肥満でぶっ倒れそう。

 

 

でも特に 上がメレンゲの

ジェラートが挟まれているケーキが美味しそうだった。

 

 

料理監修は三つ星シェフのピエール・ガニェール。

 

 

エレガントで洗練されている素敵な映画だった。

 

 

 

 

たまに映画を購入して、我が家のテレビで見る事もあるけど、

スクリーンが小さいし、

 

特にオーディオが良くないので、

(爆音にすれば別だが、共同住宅なのでつい遠慮してボリュームを下げてしまう)

 

会話がイタリア語なので小さくするとわかりづらい。

 

 

うちのテレビだと、日本語会話もある ディズニーの 真田広之主演 将軍 

 

母国語に関わらず、よく聞き取れないし・・・・

 

 

映画館だと集中して観れるし、

 

映画を見るには映画館が最高だね!

 

(イタリアでも最近、女性一人で観にきてる人多いよ!)