イタリア人夫とオレオレ詐欺 | ローマの松の木の下で・・・

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夫には80代の母がいるのだが、

先月から、自宅を売却して老人ホームに入った。

 

その前は自宅で24時間ヘルパーさんを付けていたので、

環境慣れするまで、他の兄弟二人と順繰りでホームを訪ねなければいけない。

 

介護ストレスになってる夫は

よく兄弟喧嘩になって、

もう年金生活者になって暇な兄からもっと訪問せよと咎められた時、

 

僕は仕事もあるし、家族の世話で忙しいからとしょっちゅう行けない

(それでも週1回は行ってる)

と言い訳したらしい。

 

 

 

家族の世話で忙しい

 

と言う言葉にカチンと来た私。

 

 

子供達は独立して一緒に住んでないし、

 

私が何か頼んでも、大抵仕事で忙しいと断られる。(夫はサイドビジネスで観光客に家を貸してる)

 

やってくれるのはせいぜい月1回くらいか。

 

例えば

この間マドリードから戻った時、

飛行機が0時に着くので車のお迎えを頼んだら、

仮眠してたからか30分遅れた上、

遅い時間なのでめっちゃ機嫌が悪くて、

やたら絡んでくるので、

ローマに戻ったのを後悔したくらいだった。

 

 

週1−2回、虫の居所が悪い時は

くだらないことでキレるキレる。

 

例えばテレビを誰が消さなければいけなかったのか、とかなんとか。

 

正しいときはこちらも反論。

あっちが大声出すのでこちらもそれに大声で応対、

くだらないことで長々議論したら疲れるので、

5分言い合ったら、ガシャんと彼のいる部屋のドアを閉めて他の場所に行く。

 

しばらく部屋の中でぶつぶつ独り言を言ってるけど、それで議論(喧嘩?)はおしまいとなる。

 

 

国際結婚、文化や習慣の違いでうまくいかなくなるのではなく、

(私は長年イタリアに住んでるし、割と同化しているので)

基本 相手が聖人じゃなかったら(感じが悪くて嫌なやつ?)、どのように対処し我慢するかがネックになると思う。

(大抵最初はいいけど、年月立つと変わるからね)

 

私たち夫婦は趣味や考え方が結構違うけど、

彼は特殊だから他の人でもうまくいかないと思う。

 

イタリア人同士でも、彼らは自分ファーストが多いので、

3組に1組は離婚している気がする。

 

 

 

 

 
 
 
これは夫が10年以上前に買ったお気に入りのセーター。
 
 
数年前に肘のところがほつれたので、パッチワークして着てた代物。
 
 
 
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でも最近なぜか会社に毎日このセーターを着ていってた。
(彼は私が寝ている時に家を出ていくので、止められなかった)
 
 
衛生上良くないし、周りの人も不気味がってると思った。
 
 
 
 
 
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袖はこんな状態にまでほつれていたのに気がついたから、
 
もうお願いだから着ないで。
 
と懇願した。
 
(お直しに出すと言ってたが、どうやって直すんや)

 

 

 
ある日 会社にいる夫からビデオコールがあった。
 
なんか急用なのかと思ったらくだらない用だった。
 
こんなこと仕事中にしていいのかよ(イタリアの会社はそういうところは緩い)
 
 
でもまたおんなじ服着てるけど、
着るなって頼んだよね
 
 
 
そんなこと言ったら同僚に聞かれる とか言う。
 
 
それでめっちゃ感じ悪くなったので結局
 
ビデオコールを通じてやってくれと言うことを断った。
 
 
 
そして次の日にそのセーターを隠してしまった。
(そのうちゴミ箱行きになる)
 
 
そのあともブツブツ言ってたけどしらばっくれた。
 

 

 

 

 

 

 

そんな夫のところにある日、

 

夜中の3時にメッセージが届いた。

 

 

 

パパ、僕だけど

 

スマホを水の中に落として

友達から借りて連絡してるんだけど、

 

これからここの番号に連絡してね。

 

 

 

と、

 

 

夫はすぐファミリーチャットに

こんなメッセージが来たけどとみんなに知らせると、

 

息子はすぐ返事しなかったけど、(彼は返事が遅い)

 

娘ムームーがすぐ、

 

これはオレオレ詐欺だから絶対返答しちゃダメ

 

と言うメッセージが。

 

 

 

 

実際 夫はあとで

このようなオレオレ詐欺に関する

新聞の記事を見つけたらしい。

 

 

 

 

 

 

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夕方の水道橋公園

 

 

 

 

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同じく水道橋公園のミモザ。

 

 

あと4日でミモザを女性にプレゼントする日、レディスデイだ。