原爆の父、オッペンハイマー | ローマの松の木の下で・・・

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今話題のオッペンハイマーという映画を観に行った。

 

 

 

(画像拝借)

 

 

この映画はデジタルの他、

昔ながらの70ミリのでも出してる。

 

70ミリで見た人がこの方が断然いいと言うのでこれで見てみたが、

はっきり言って、両方見比べてないので違いがわからなかった。

 

 

試写会の時、70ミリのが途中で止まっちゃって、

遠くからわざわざ見にきた人もいたので、

大騒動だったそうだが。

 

 

 

この映画は3時間ということで、

途中で嫌になるかなと思ったが、

なんとか飽きずに見終わることができた。

 

 

なんの下調べもせずに行ったので、

意味不明なところもあったが、

あとであらすじを調べて

やっと全部理解できた。

 

 

オッペンハイマーという物理学者は、

原爆を作った責任者である。

 

 

第2時世界大戦中に、

ドイツナチスが原爆開発中のニュースに刺激されて、

ユダヤ人である彼が任命されて、

他の優秀な科学者達を集めて原爆を開発、

アメリカの最新技術でそれを完成させた。

 

 

標的であるナチスは先に降伏したため、

代わりにまだ降伏していなかった日本に原爆が落とされることになった。

 

 

一番印象的なのは、

原爆実験のシーンと、

原爆が落とされたあとアメリカが勝って、オッペンハイマーが英雄になってしまうシーン。

 

 

それを見た時、なんとも言えない虚しさと悲しさに包まれた。

 

 

 

以前息子Sと訪れた、

広島の原爆資料館のことを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

(画像拝借) 

 

 

 

 

 

そこまでで2時間経過。

 

 

 

そのあとの1時間は主に

オッペンハイマーが英雄になったあとかけられた聴聞会が延々と続く。

 

 

原爆を開発したが、

それ以上の威力を発する水爆の開発に難を示したため、

(大変なことをしてしまったという良心の呵責があったのだろう)

赤狩りにかけられ、

共産党との関係を暴かれ、スパイ容疑をかけられる。

 

(実際原爆開発の情報がソ連に漏れてしまっていた) 

 

 

米ソ冷戦時代は共産党の人とつながりがあっただけで、

白い目で見られるからね。

 

で、公職を追われ 英雄から罪人同様になってしまう。

 

でも最後にはエンリーコ・フェルミ賞(イタリアのノーベル物理学者)を受賞する。

 

 

 

 

この映画を見て、

原爆がどのようにして生まれて、

原爆の父がその後どうなったか知ることができて、とても興味深かった。

 

 

 

あと原爆の恐ろしさを再認識した。

 

 

現在核爆弾を持っている国は

米国、ロシア、フランス、イギリス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮

の9カ国。

 

 

それらの国の責任者が狂ってボタンを押したら

最大の悲劇が繰り返されることになる。

 

 

そうならないことを強く願う。