イタリアでの成人パーティとトイレでのエチケットマナー | ローマの松の木の下で・・・

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夫の甥っ子Vが18歳、成人の誕生日を迎えた。

 

彼はなんと1月1日の元旦生まれ!

 

イタリアでは、成人式という

みんなで祝う習慣はないので、

てんでんばらばらに祝う。

 

 

イタリアのお誕生日会、

小学校の時はクラス全員を呼んで、毎年派手にやってる子が多いのだが、

中高になると、わざわざ祝う子は激減。

やってもこじんまりと、数人仲のいい子だけ家に呼んで祝うケースが多い。

 

でも18歳のバースデーは、普段やらない子たちも、

プール付きのレストランなどでしたりして、

親も相当出資する。

 

娘のムームーがあるリッチなクラスメートの成人パーティに行ったら、

 

結婚式か?

と間違えそうになるくらい、

正式なテーブルに

すごい料理が並んだそうだ。

 

 

 

 

甥っ子Vはまず、住んでいるところ

ローマの近郊の町ラリアーノの

レストランでパーティを開いた。

 

 

でも夜遅くに終わるし、ローマから遠いので、

ローマに住んでいる親戚は参加できないので、

親戚のためだけに、ピッツェリア La Madia で祝った。

 

 

場所は地下鉄 Re di Roma 近くにある Piazza Zama。

 

ローマ風薄焼きの美味しいピザが出てくる店である。

 

ピザの前に食べるライスコロッケやズッキーネの花の天ぷらも結構いける。

 

そこで、義兄夫妻は

Vの成長を垣間見ることができるアルバムや

ラリアーノでのパーティの様子を撮ったビデオなどを

アイパッドで見せてくれた。

 

それを見て、義兄のお嫁さんの目が潤んでいた。

 

Vが生まれるとき、高年齢出産で色々あって苦労したから、

そういう風にしてやっと生まれた一人息子が成人して、

感激がひとしおだったのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バースディケーキを持ってくる時、

イタリアではレストランの電気を一瞬消して、

持ってくる。

 

 

他の関係ないお客は停電か?と思うけど、

ろうそくが灯ったケーキが運ばれてくるのを見て、

誰かの誕生日だ

ということに気づく。

 

 

 

 

 

ケーキは一見ティラミスー風だが、

スポンジがほとんどなく、

ちょっと生クリームだけ食べているような錯覚を受けた。

 

 

 

 

ケーキの後、階下にあるトイレに行った。

 

中に入って用を足していたら、

 

誰がコンコンとノックする。

 

 

私は日本の習慣で、

中から何も言わず、コンコンとノックし返した。

 

 

それから1分もしないでまたコンコンとノック。

 

 

うるさいなぁ、

落ち着いて用を足せないじゃないかと思い、

再び中からコンコンとノックした。

 

 

用を足し終わって、トイレの外に出たら、

二人の人相の悪い女性が、

こちらを睨んでいるではないか。

 

 

やだなぁ、そんなに長居したわけでもないのに・・・

と思いつつ席に戻った。

 

 

たまたまトイレの前に立っていた

夫と息子Sが

この二人の会話を盗み聞きしていた。

 

 

「 なんだ、あの女、

ノックしたら中からまたノックしてきた。

 

ふざけやがって、

人を馬鹿にしてるのか?

 

00つこが漏れちまうじゃないか!」

 

と言ってたけど、

 

なんで Occupata (オックパータ)入ってます

って言わなかったのか?

 

と非難する。

 

 

そうだ、イタリアでは中からコンコンの習慣がなかったんだ。

 

でも、コンコンとすれば中に人がいるってことがわからないのかな?

 

と思ったけど、

 

 

習慣の違いだからしょうがない。

 

今度から改めることにしよう。

 

 

それにしてもこの女性たち、

小さい子供じゃないんだし、

数分なんだから、

 

順番を待つくらいの忍耐がないのか?

 

と呆れかえってしまった。

 

 

何もかも、思う通りに運ばないイタリアに住んでいても、

 

忍耐を養えないイタリア人って結構いて、

 

すぐキレる人たちも少なくない。