イタリアのテレビ撮影、その1 | ローマの松の木の下で・・・

ローマの松の木の下で・・・

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イタリアのテレビ番組 Cortesie per gli ospiti に出ることになった。

 

撮影は3日間、

1日目はお店に行ってお買い物とクッキングシーン。

 

2日目は我が家でおもてなし。

 

3日目は競争相手の家に行って、

おもてなしを受ける日となった。

 

 

数日前、1回目の撮影収録を終えた。

 

まず朝9時、娘のムームーが2軒のお店に買い物に行った。

 

お店の選択は我が家の近所であることが条件で、

おもてなしの日に必要な材料を調達することにある。

そして

スーパーではなく、会話をして買う小売店であることも条件の1つである。

 

 

1軒目だが、

毎週買いに行っているオーガニックのお店で

お豆腐と味噌を買うことになった。

 

これ二つともイタリアで作っている日本食品である。

 

 

2軒目の選択はちょっと迷った。

 

最初プレゼントに使う商品を

ヴェルテッキと言う

ローマで一番大きい文具店で買うつもりだったのだが、

それはうちからちょっと遠いシティセンターにあるためボツになった。

 

代わりに製作者から、

うちの近所にも割と大きな文具店があるので、

そこで買えないかどうか見てきてくれ

との要望があった。

 

 

イタリアの小さなメモ帳の表紙に千代紙を貼って、

鳩居堂で売ってる日本風のノートみたいなのを

お客さんにプレゼントにしようと思っている。

 

近所の文具店には小さなメモ帳はなかったけど、

B5サイズの、表紙がブラックまたはグレーの

シンプルなファブリアーノのノートがあったで、

それで代用することにした。

 

それと一緒に千代紙のお人形のしおりも添えることにした。

 

 

 

 

 

 

お店での買い物シーンを撮ったあと、

11時から我が家で、

お料理作りの工程を撮るシーンがあったのだが、

 

材料を取って置くだけを何回も撮ったり、

カメラが1台しかなかったので、

いろんなアングルから撮るため

同じシーンを何回も繰り返させられ、

クッキングシーンだけで3、4時間もかかってしまった。

 

(数年前、日本のテレビ撮影隊が我が家に来たけど、

下準備のメールのやりとりは長かったけど、

撮影時間はテキパキとしてすぐ終わった)

 

 

その後、自身のプレゼンテーションのシーンなどを撮ったが、

そのほかに

 

着物のジャケットを羽織ってお辞儀をしたり、

 

扇子をパタパタしながらにっこり笑ったり、

 

ムームーがグラスに向かって発声し、

グラスを破ろうと頑張ってるところ、

 

楽譜のコピーを撒き散らして喜んでるところとか、

 

ちょっとバカっぽくてお恥ずかしいシーンも収録した。

 

 

スタッフは全部で5人、

 

たまたまうちの近所に住んでいるプロデユーサーの女性と

マイク調整係の若い女性、

カメラマン、

ランプなどを移動するアシスタントの男性2人だった。

 

 

合間に皆で昼食をとったのだが、

アシスタントの男の子が大量にロスティッチェリアで食べ物を仕入れてきて、

(揚げライスコロッケ、ポテトのパスタ、鳥のローストとポテト、

なす、ズッキーネ、ウイキョウ、ラディッキオ)

ものすごい数で、ほとんど残ってしまった。

 

 

その上、撮影するために私が作ったお寿司と明太スパゲッティもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影は5時半に終了したが、

私もムームーもヘトヘトに疲れた。

 

 

2回目の撮影はお客が5人のほか、

11人のスタッフが訪れるとのことで、

 

我が家に入りきれるかどうか、心配だ。