メッセージをすぐ読みたがる夫 | ローマの松の木の下で・・・

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夫は着信したメッセージをすぐ読んで返信を送りたがる。

 

ちょっと前まで着信音が 爆音で、

家のどこにいようと、

何をしようと、

着信音が届くと飛んでいく。

 

会社の帰り道にスーパーがあるので、

買い忘れたものや、

毎日飲む牛乳などちょこっとしたものを

買って来るよう、彼にメッセージを送るときも、

まだ全部書き終わってないのにすぐ読んで、

OK と返信が来る。

 

問題は

同じことを車を運転してるときにしようとすること。

 

それを咎めると、

 

前を見ながらやってるから大丈夫だ!

と言う返事が来る。

 

この間のイースターの休みに

近くの公園まで車で行って来た帰りなど、

それを何回もするので、

私はぶちきれた!

 

一人の時だったらともかく、

他の人を巻き添えにしないでよ!

 

と言った。

 

子供達も運転するようになってるのに、

親が悪い見本を見せていいのか?!

 

で、メッセージを見るのは信号待ちまで我慢してもらうよう、

家族全員で説き伏せた。

 

返信は口で言ったのを、

書くのが超早い

後部座席にいる娘のムームーに代書してもらうことにした。

 

 

 

その数日後、

私が普段見ないSMSを何がなく見ていたら、

1ヶ月前に、

いつもオルガンを弾いている教会の管理人Mから、

メッセージが届いているのを発見した。

 

実は普段から調子が悪いオルガンが、

演奏中に鳴らなくなってしまい、

普段だったら、しばらく待ってたら自然に鳴るようになるのに、

その日は完璧にいかれてしまったので、

Mに、オルガンが治ったらメッセージを送ってくれるように頼んでいた。

 

私はすっかりそのメッセージを

whatsup(イタリア版ライン)でくれると思い込んでいたので、

sms をほとんど確認していなかった。

 

と言うのも知り合いはみんなwhatsup に書き込むので、

sms の欄は全て、

スマホを契約している会社からのメッセージのみで埋まっていたからだ。

 

オルガンが壊れてから1月経って連絡がないので、

教会の近くをたまたま通ったときに別の管理人さんがいたので聞いたところ、

オルガンはとっくに治っていると言う。

 

その後、Mと話す機会がなかったため、

私はそれでてっきり、

SMSを見るまで、Mが忘れて連絡しないんだと、

思い込んでしまったいた。

 

とにかく偶然、オルガンが治ったニュースを聞けたおかげで、

イースター聖土曜日の、1年間で一番重要なミサで、

オルガンを弾くことができて、満足している。

 

 

 

 

ミサは夜10時から始まり12時に終わった。

 

 

 

 

教会はコルソ通りにある。

 

聖土曜日には火の祝別のため、焚き火をする。

 

祝別された火からその年の、復活のローソクに火が灯され、

祭壇に運ばれる。

 

 

 

 

各信者は小さなロウソクを渡され、

復活のロウソクから火を頂き、

司祭の後を続いて、真っ暗な教会の中を入っていく。

 

教会の中は無数のロウソクの明かりで満たされ、

厳かな雰囲気で一杯になる。

 

 

なぜかその日、教会の前に真っ赤なフェラーリが止まっていた。

 

 

 

 

 

話はメッセージに戻るが、

 

私が1月後にメッセージを発見したことを

夫にメッセージしたら、

 

だからメッセージはすぐ見なきゃね!

 

と夫が鼻高々に言う。

 

でもこの間、

車を運転してる最中にメッセージ見て事故を起こした人がいるって、

テレビで言ってたよ

と書くと、

 

確かにお前の言うことが正しいよ

 

と返事が来たが、

 

今度からほんとにそれを守って、

メッセージに気をとられずに、

集中して運転してほしいものだ。